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掲載できる1枚を確実に撮るデジカメ撮影術

【デジカメ撮影術】トリミングで撮影後に構図を整える

オリジナル画像から構図を作り直す

 オリジナル画像とはまったく異なる構図、雰囲気を作るために、トリミングを行う場合もあります。たとえば、一緒に写っている物を省き、ポイントとなる被写体をよりクローズアップしたいときに行います。

 この作業は、カメラや被写体なしで、すでにある画像を使って、撮影時と同じように構図作りを行うことを意味します。具体的な方法としては、画像をプリントアウトし、縦横に画像を囲むように紙などを置きます。紙が隠している部分が省く場所で、隠れていない部分が残す部分です。カメラでいえば、ファインダーの外と内を示すわけです。紙を自由に動かしながら、ベストな構図を探っていきます。構図の位置が決まったら、画像編集ソフトを使い、オリジナル画像を切り抜いてトリミングします。

 トリミングをすれば、オリジナルとはまったく違った写真に変えることも可能です。縦位置の写真から横位置に、またはその逆など、大胆にチャレンジしてみてください。パノラマ写真のように、細長く区切ってみるのでもいいでしょう。区切ることで、新たに見える効果を想定することも大事です。

見映えをよくするために行う

 たとえば、必要以上にスペースを作ってしまったり、意図しないものが写り込んでしまった場合、トリミングで画像を整えます。この場合は、省きたい箇所が明確なので、構図に迷うことはあまりないでしょう。トリミング後に残る画像が、カットされた部分に影響されないよう、配慮して行います。トリミングを終えたら、オリジナル画像と比較し、処理後のほうが見映えよく仕上がっていることを確認します。

 トリミングだけに限りませんが、撮影後に画像補正を行うときには、効果がなくては意味がありません。効果があるとは、見映えがよくなるのはもちろん、NG部分が省かれて安全な写真となったり、コンセプトに近づいたりすることです。こうした効果が出ているか、見極めながら一連の作業を行いましょう。

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この記事の著者

瀬川 陣市(セガワ ジンイチ)

フォトグラファー、写真撮影講師。米国ウィスコンシン州立大学等で写真を習得。帰国後、商業写真撮影、フォトカードグッズ制作など広く写真を使った活動をする。旅写真など紀行物撮影を得意とする。企業、団体からのピンポイントに応じた写真撮影講座、執筆を展開中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/10/09 11:00 https://markezine.jp/article/detail/5475

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