電通が11月12日に発表した、第2四半期連結累計期間(平成20年4月~平成20年9月)の業績によると、売上高9,486億2100万円(前年同期比 4.9%減)、売上総利益1,564億6400万円(同 5.7%減)、営業利益177億9500万円(同 24.1%減)。また、ピュブリシスグループに対する持分法投資利益26億89百万円などによって、経常利益221億1700万円(同 26.7%減)、四半期純利益81億1100万円(同 43.8%減)となっている。
日本経済研究センターによると、平成20年度の総広告費は前年度比4.1%減少し、マス四媒体の広告費も減少すると予測されていることから、下期には「2008FIA F1 世界選手権フジテレビジョン日本グランプリ」などのビッグイベントがあるものの、広告市場の先行きは引き続き厳しいことが予想される。
こうした中、電通は通期の連結業績見通しとして、売上高1兆9,460億円(前期比5.4%減)、営業利益453億円(同19.3%減)、経常利益549億円(同 19.3%減)、当期純利益252億円(同 30.5%減)を予想している。
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