Interactive Advertising Bureau(IAB)とPricewaterhouseCoopersの発表によると、米インターネット広告の売上高は、前年同期比11%増の59億ドルとなった。2ケタ成長が続く一方、前四半期と比較するとその伸びはこれまでの右肩上がりからほぼ横ばいの2%にとどまっている。
米国経済に吹く逆風にもかかわらず、59億ドルは過去2番目に高い数字。また、2008年の第1四半期から第3四半期までの売上高は、前年同期の152億ドルから14%ちかくアップし、173億ドルとなっている。
IABのCEOであるRandall Rothenberg氏は「我々がこの3年ほどの間に経験したインタラクティブ広告の成長は、現在の厳しい経済状況によって落ち着きを見せている。インタラクティブ広告は、消費者にリーチする最も測定可能で費用効果の高い方法であることに変わりはなく、多くのマーケッターがその力を利用するようになるだろう」とコメントしている。
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