知らないうちに使っている「ガジェット」
IMJモバイルは10月に「携帯画面のカスタマイズに関する調査」を行い、15~59歳の携帯電話ユーザー男女1000名から有効回答を得た。
各キャリアは、「ガジェット」や「きせかえ」と呼ばれるカスタマイズツールや機能を独自に提供しているが、携帯の待受画面上に配置できるガジェットサービスについて聞いたところ、認知率が最も高かったのはauの「au one ガジェット」(36%)で、ソフトバンクモバイルの「ウィジェット」(26%)、ドコモの「マチキャラ」(26%)が続いた。
ガジェットの詳細まで知っている人は3キャリアともに7%程度にとどまっているが、自覚しないで利用しているユーザーも多い。実際の利用経験を調べたところ、ドコモユーザーでは32%、auユーザーでは47%となり、利用経験が名称認知を上回る結果となった。
待受画面を年1回以上更新する人は4割
待受画面に対するユーザーのカスタマイズ意欲は高く、全体の43%が年1回以上は待受画面を更新している。性別で見ると女性の変更頻度が高く、15%の女性は毎月待受画面を変更している。また、回答者の8割以上がプリインストールされたものではない素材を利用しており、「携帯電話で撮影したもの」「プリインストールのもの」「きせかえ」が多くなっている。
一方、メインメニュー、発着信画面、メール送受信画面の場合、約4割が携帯電話にプリインストールされているものを利用。また、サイトからダウンロードした素材(「きせかえ」含む)を設定している人は、待受画面、メインメニュー、発着信画面、メール送受信画面、いずれも3割前後となっている。
カスタマイズ意欲とデジタルインセンティブ
商品の購入やモバイルサイトへの登録で得られる、デジタルデータによるノベルティ「デジタルインセンティブ」の入手経験についてたずねたところ、ベスト3は「待受画像(静止画)」「着メロ」「待受画像(Flash)」となった。また、全体的に女性のデジタルインセンティブの入手経験が男性を上回る結果となっている。
また、デジタルインセンティブ取得経験者に、インセンティブ入手時の行動や感情についてたずねたところ、「モバイルサイトへ登録したことがある」が4割と最も多く、次いで「商品を購入したことがある」「モバイルサイトに興味を持ったことがある」となった。
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