昨シーズンは8割の人が「お年玉つき年賀ハガキ」を利用
楽天リサーチは、全国の20~60代の男女計1000人(男女各500人)を対象に年賀状に関する調査を11月に行った。2007年末から2008年初にかけての新年の挨拶に利用したサービスについてたずねたところ、最も多かったのは「お年玉付き年賀はがき、郵便」で81.9%、2位が「電子メール」(34.8%)、3位が「携帯のメール(テキストメール)」(29.8%)。
年代別では、20代と30代では「携帯のメール(テキストメール)」の利用が他の年代より10ポイント以上高く、「携帯のデコレーションメール」は20代で他の年代より10ポイント以上高くなっている。そのほか「直接年始の挨拶へ出かけた」という人が17.0%、「新年の挨拶をしていない」人も7.2%となっている。
次に、昨シーズン利用したサービスを今シーズンも利用するかどうか聞いたところ、「お年玉付き年賀はがき、郵便」では「昨年より減ると思う、利用しない」という回答が20代で33.0%と全体より10ポイント以上高くなっており、男女共に20代でその傾向が強くなっている。
「ミクシィ年賀状」は20代の男女で高い支持
新年の挨拶に使ってみたい新しい年賀サービスについて質問したところ、最も多かったのが「お年玉付き年賀はがき(いろどり年賀)」で、 「お年玉付き年賀はがき(ディズニーキャラクター年賀)」がと続いている。「いろどり年賀」はハガキの地色が「うぐいす色」や「もも色」で、梅とうぐいすや矢絣の模様などをあしらった新しいデザインの年賀ハガキ。
郵便系サービスが上位を占めるなか「携帯のデコレーションメール」もに20~40代の女性の支持を集めている。また、SNSを活用した年賀サービス「ミクシィ年賀状」をあげた人は全体では6.8%にとどまっているが、20代男性で17.0%、20代女性で14.0%と全体より7~10ポイント高くなっている。
また、「もらってうれしい年賀サービス」について聞いたところ、「年賀はがきなどの郵送によるサービス」が80.7%で、性別や年代を超えて最も支持されている年賀サービスとなっている。めんどうだけど、もらうとうれしい。新しい年賀状サービスのポイントはここにあるのかもしれない。
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