工夫次第でさまざまな利用価値が
─ その他に活用のメリットはありますか?
アドエビスを導入したことで、すべてのWeb広告をアドエビス上で管理できるようになりました。特にバナー広告は、リスティング広告のような管理画面が無く、困っていたので、大変助かっています。また、アクセス解析のオプションも導入していますので、どの広告から来たか、滞在時間はどのくらいかといったこともわかります。弊社では、日本バレーボールリーグ機構さまのサイトなどにもリンクバナーを掲載していますが、こちらのサイト経由での訪問者が多いこともわかっており、認知度向上の面で効果が出ていることもわかりました。
リスティング広告の場合、例えば、アドワーズから出力したデータをアドエビスに読み込ませることで、ご注文1件あたりの広告費を簡単に割り出すことができます。ほかにも、お客様の導線のような、重要な情報も得られます。
まだまだ、アドエビスの機能を使いこなしていないですが、来年の春を目標にサービスサイトのリニューアルを計画しているので、アドエビスから得られた情報を積極的に活用したいと考えています。アドエビスのよいところは、得られた結果を、ビジネスの改善に活用できることです。もちろん、費用そのものが低額であることも魅力です。
─ 今後の抱負と、アドエビスへの要望をお願いします。
AutoBidなど、興味深い機能が今後も追加されていきますが、私自身、まだまだ使えていない機能も多いので、まずはこれらを使いこなすことからはじめていこうと思っています。その点では、細かい質問をしてもすぐに回答してくれるサポートにも満足しています。
現状では、営業が関与している注文が多くなってきていますが、サイトの改善や広告・宣伝活動などにより、純粋なWebからの注文を増やし、アドエビスをさらに活用していければと思います。SEO対策にも力をいれてまして、「Linux 専用サーバ」や「Windows 専用サーバ」というキーワードで検索すると、上位に表示されるようになりました。
この理由としては、クララオンラインのドメインが10年以上使われていること、マイクロソフトで紹介されるなど被リンクの件数が多いこと、ヤフーが「Google ウェブマスター ツール」に対抗してはじめた「サイトエクスプローラー」にすぐ登録したことなどが、考えられますが、自社のWebがネット上で存在感を持ちはじめたひとつの成果だと思っています。
先ほども申し上げましたが、Webサイトのコンバージョンを少しでもアップさせることができれば、自社ビジネスにとって大きなメリットになると思います。そのためには、集客をする必要があると思うので、そこでアドエビスを活用し、ROIの高い広告施策を実現していきたいです。そういった意味で、アドエビスには、より最適なマーケティング施策を支援するサービスであり続けてほしいと願っています。
独自の工夫で費用対効果の向上に取り組む、岩井氏の活躍に今後も期待したい

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取材後記(おまけ)
MarkeZine編集部です。クララオンラインさんにお邪魔し、通された会議室には海底ケーブルのマップが貼ってありました。この地図を見見ることで、ネットワークは“本当に”世界中に張り巡らされているということを再認識することができました。その中継地点として、サーバーが存在しているのはみなさんご存知だと思いますが、こうして可視化されることで、レンタルサーバーの存在価値を改めて実感できるのではないでしょうか。
ちなみに、地下ケーブルを敷設しているのは、NTTやKDDIなどの通信会社のようです。断線した場合は、場所によっては補修できないこともあるようですが、可能な場所においては、補修船上で修理を行っているようです。すごい仕事ですね。
