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「結果がでない」と嘆く担当者のためのアフィリエイト再入門講座

アフィリエイト成功への道は、露出(IMP)の改善からはじまる


 前回の記事では「IMP×CTR×CVR×承認率=成果件数」というアフィリエイトの成功方程式について、紹介した。今回からは、その4つのポイントの改善策をそれぞれ深堀して検証していきたい。今回は「インプレッション(IMP)」について解説していく。【連載バックナンバー】

まずは、インプレッションに注目

 最初に、アフィリエイトの成功方程式を思い出してみよう。成功方程式は「IMP×CTR×CVR×承認率=成果件数」であり、すべてが掛け算になっている。つまり、IMPが0であれば、いくらCTRを上げるために広告素材を最適化しても、CVRを上げるためにランディングページを最適化しても、結果は0だ。

 また、IMPは「広告がユーザーに表示された回数」=数値なのに対して、CTRとCVRと承認率はそれぞれ「広告が表示された後、クリックされてランディングページへ到達する割合(CTR)」、「ユーザーがランディングページへ到達した後、アクションが発生する割合(CTR)」、「発生したアクション(「会員登録」や「商品購入」)が承認される割合(承認率)」のように、すべて割合(%)である。つまりIMPが低いと、CTRやCVRや承認率が高かろうと、必然的に成果件数は向上しない、といえる。このように、プロモーションにおいて、IMPは大変重要な要素であり、最初が0なら結果も0にならざるを得ない。スタートが肝心なのだ。

 さて、IMPを増加させるためにはどうすればいいのか。方向性としては、数多くの媒体と提携するか、強力な媒体と提携するかの2択となる。アフィリエイターとして、プロモーションの提携を希望するサイトは、訪問者数が少ない個人的な日記サイトから、法人が運営しているメガサイトまでさまざまなサイトが存在する。当然、個人的な日記サイトを数百束ねても、法人運営サイトのPVには叶わない。IMPは媒体力に比例するのだ。

 数多くのサイトと提携するには、まず個人アフィリエイターとの提携数を増加させることが必要である。では、アフィリエイターはどのようなプロモーションと提携したいと思うのだろうか。

露出の増やし方:個人アフィリエイターと提携

 アフィリエイターが提携したいと思うプロモーションの要素は以下の3つだ。

  • 成果報酬金額に魅力を感じる
  • 商品/サービスの大ファンなので他の人にぜひ紹介したくなる
  • 面白そうな商品/サービスなので自分で使用して、感想を載せたくなる

 アフィリエイターとの提携を増加させたいと思った際に、注目すべきタイミングは、プロモーションのファーストインプレッション時だ。なぜなら、新しいプロモーションは「新着プロモーション枠」で、数千、数万のアフィリエイターへ向けて一斉に掲載されると同時に、ASPが発行しているメールマガジンに「新着プロモーション」として紹介されるからだ。この瞬間こそ、プロモーションに1番注目が集まる。そして、アフィリエイターは、成果報酬金額はいくらか、成果地点はどこか、プロモーションの対象は自分が知っている商品/サービスか、商品/サービスは魅力的かを判断することになる。

 さらに、自分が欲しい広告素材(画像バナー/テキストバナー/メールマガジン要素…)が用意されているか、成果承認のタイミングは月1回か2回かなど、実にさまざまな要素を確認して、プロモーションの提携へといたる。なお、「提携」したからと言って安心してはいけない。「提携」の後、広告を「掲載」してくれないとIMPが発生しないのだ。当たり前の話ではあるが、どこにも掲載されていない広告は誰の目にも触れない。つまり、掲載を促進するように手を打つ必要もある。

 掲載を促進する手段としては、アフィリエイターへ向けてアナウンスメールを送信し、自社プロモーションのマインドシェアを高めたり、掲載に対してインセンティブを支払ったりと、いくつかの方法がある。サンプル商品を配布し、レビューを書いてもらうのも効果的である。

 また、少し大がかりになってしまうが、自社商品/サービスの説明会を開くことも検討してみてはいかがだろうか? 時には貴社商品/サービスのユーザーでもあるアフィリエイターと直接コミュニケーションをとり、魅力を知ってもらうのも手だ。それが、楽しく且つ魅力的な体験であれば、自ずと広告を掲載してくれるはずだ。デジカメや携帯電話で写真を撮ってもらって、ブログやサイトで大いに紹介をしてもらおう。

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この記事の著者

株式会社ネットマーケティング(カブシキガイシャネットマーケティング)

アフィリエイト・エージェント事業。アフィリエイトマーケティング領域における戦略立案(プロモーション設計・課題解決)、及び、運用支援(業務効率化・安全運用)に注力したコンサルティングサービスの提供。会社情報はこちらへ

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/12/18 15:03 https://markezine.jp/article/detail/6118

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