一目で分かる「ダッシュボード」で、すべての関係者と目標&結果を共有
運営目標となる数値の設定・表示、広告の効果測定、売れ筋商品やお得意様ニーズの把握……これらの情報をコンパクトにまとめ、次の一手へとスピーディーにつなぐような仕組みはないものか? こんな要望に応えるべく、2009年4月に『HIT- MALL』は完全リニューアル。マーケティングに関わる機能を徹底的に強化した新バージョンがリリースされる。
まず、充実したのは機能面だ。顧客分析(RFM分析)、広告管理、セグメントメール配信などの機能が搭載され、それらの装備の情報が、1つの管理画面に集約されていることに大きな価値があるといえる。
「1つひとつについては、アクセスログ解析、メルマガ配信など、それぞれを専門とするツールを使えば実現できる機能です。しかし、それがすべてオールインワンで準備されており、ひとまとまりの情報になっていることに大きな意味がある。まとめることでコスト面からも作業効率の面からも、大きなメリットが生まれます」(江原氏)
「HIT-MALL」を立ち上げると、管理しているECサイトの「ダッシュボード」がトップ画面として表示される。そこには「今月の目標」が表示され、PVや訪問件数などの基本情報をはじめ、目標に対する達成度を測る様々な情報を見ることができる。また、「よく使う項目」には「メルマガ登録数」など、日々チェックしたい項目を入れておくこともできる。これらは簡単にお客様に設定いただける。
「とにかくどんな作業をするにしても、ダッシュボードからスタートするわけですから、意識せずにはいられません(笑)。急な変化も捉えられるし、2クリック程度で年間や月間といった長期スパンの傾向を見ることもできる。リアルタイムで、担当者から経営者にまで共有していただける。レポートをつくって配布する手間が省けますし、その時間を改善に費やすことが可能になりました。商品ページの作成や各種のレポートティングも大切ですが、顧客や商品の動向を常にウォッチしながら戦略を練る『マーケティング』はもっと大切だ、という意識になれたことが、最も大きな効果かもしれません」(森本氏)