広告分析の基本は比較
ネット広告の効果指標はさまざまなものがあります。インプレッション数、CTR(広告クリック率)、広告経由のサイト訪問数、CPC(クリック単価)、コンバージョン数、CPA(コンバージョン獲得単価)などが一般的です。広告をクリックしてサイトに来たときにはコンバージョンしなくとも、その後リピート訪問したときにコンバージョンしたら、それも元の広告の成果とみなすべきという、間接効果の考えもあります。
広告の効果レポートというと、上記のような指標を一覧化し、場合によってはチャート化したものが一般的でしょう。
ここまでは効果測定の範疇です。広告媒体ごと、検索ワードごとの成果を知ることができます。では成果を上げるために、どういったことをする必要があるでしょうか。
成果を上げるための1つの方法は、出稿媒体ごとの比較や、過去キャンペーンとの比較があります。同じ指標を用いて比較し、成果の高い媒体やクリエイティブは残し、成果の悪いものは出稿を取りやめるのです。
媒体やクリエイティブごとの比較を行い、成果のよいものだけを残していくことを繰り返せば、広告の成果の「効率」は徐々に高まっていきます。
ただ1つ注意点があります。この方法だけ行うと、出稿できる媒体が徐々に限られてしまい、「量」の観点で目標達成できなくなることも多いのです。広告分析を通じて広告の効率を高めると共に、新しい出稿媒体の発掘やSEO対策にも力を入れるのがよいでしょう。