レベニューシェアで、目標を共有するパートナーに

こうしたサービスを提供する理由の1つが、運営のノウハウが十分ではないユーザーに対し、ECサイトを構築しただけでは価値を提供したことにはならないと考える、アイテック阪急阪神の「顧客満足主義」によるものだ。
そこで「HIT-MALL」は2種類の契約形態によって提供されている。1つは、通常のアプリケーションと同様、構築までの初期費用で契約する方法。そしてもう1つは「レベニューシェア」という方法だ。レベニューシェアとは、成功報酬型の取引形態の1つ。売上や利益など、ビジネスの結果によって、パートナーの取り分を決める方式である。
「販売するものは持っているけれど、オンラインショップのノウハウがないという方の多くが、新しい事業形態に対し不安をお持ちなんです。初期投資の負担を軽くすること、私たちのノウハウを信用していただくことで、はじめの一歩が踏み出しやすくなるのでは?と考えました」(森本氏)
レベニューシェアでは、初期費用が低く抑えられるため、オンラインショップの経験に乏しい企業も参入の判断を下しやすい。また、それ以上に大きなメリットが、より強固な協力関係が生まれるということ。「ベンダーとユーザー」という関係ではなく、お互いがパートナーとして協力し合うことで、大きな価値が生み出せる。
「コンサルティングやサポートサービスといっても、どこか他人事になってしまいがちです。しかし、お客様の成果が上がらなければ、私たちの収入もないのですから、真剣に取り組まざるをえません。お互いをパートナーとして認識し、協力し合うことによって最大の効果を得ようというわけです」(江原氏)
レベニューシェアを導入しているということは「成功させる自信がある」ということ。自社のオンラインショップをはじめ、多数のECサイトを成功に導いてきたアイテック阪急阪神ならではのサービス提供方式といえるだろう。
商品には自信があっても、ノウハウ不足からオンラインショップ参入を躊躇している企業にとっての心強いパートナーとなりえそうだ。
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ECサイト構築パッケージ「HIT-MALL」