日経BPコンサルティングは、一般消費者とビジネスパーソンへのアンケート調査から延べ1500ブランドを評価する 「ブランド・ジャパン2009」を2008年11月に実施し、約5万4000人から回答を得た。ブランドの総合力(偏差値)をもとにしたBtoC編ランキングの上位10社は以下のとおり(カッコ内の数字は前回順位)。
■コンシューマー市場(BtoC)編・消費者による評価
1位 任天堂(1)
2位 グーグル(11)
3位 ソニー(4)
4位 スタジオジブリ(2)
5位 パナソニック(10)
6位 ニンテンドーDS(5)
7位 ユニクロ(12)
8位 シャープ(8)
9位 サントリー(26)
10位 Windows(17)
ユニクロは、2007年の52位から2008年に12位となり、今回7位とトップ10入りを果たした。ユニクロは、海外進出、ウェブでのプロモーション、ヒット商品の創出などで勢いにのり、複数のイメージ項目のポイントが上昇。同社の戦略がかみ合っている様子がうかがえる。
今回の調査は、金融危機の影響が顕在化しつつある時期に実施されたことから、電機、自動車業界は大きな影響を受けた。なかでもトヨタ自動車は、調査期間中に大幅減益や期間従業員減らしなどのニュースが取りあげられたこともあり、イノベーティブのポイントが大きく下降。そのためBtoCにおけるブランド総合力も前回の7位から29位まで順位を下げ、調査開始以来、はじめてトップ10から転落した。
しかし、ビジネスパーソンの評価によるBtoB編のランキングでは、トヨタ自動車が今回も1位を堅持。これをパナソニック、本田技研工業が追い、さらにこれにソニーと任天堂が続くかたちとなった。
■コンシューマー市場(BtoB)編・ビジネスパーソンによる評価
1位 トヨタ自動車(1)
2位 パナソニック(6)
3位 本田技研工業(2)
4位 ソニー(3)
5位 任天堂(4)
6位 グーグル(5)
7位 シャープ(10)
8位 マイクロソフト(9)
9位 キヤノン(7)
10位 アップル(8)
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