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ネットイヤー流Webブランディング成功の鉄則

ケーススタディ(1) ブラザー工業のWebブランディング(前編) - 第1回


はじめまして。今日から、Webブランディングの連載をします、ネットイヤーグループの高 京樹です。この連載では、ネットイヤーグループが担当したプロジェクトのケーススタディをしながら、Webブランディングの実態を探って行きたいと思っています。

ケーススタディ:ブラザー工業株式会社

 第1回目の今回は、ブラザー工業株式会社(以下、ブラザー)のプロジェクトのケーススタディです。ネットイヤーグループは、2005年6月から、ブラザーのWebサイトリニューアルのプロジェクトを支援しました。

 ブラザーを簡単に紹介すると、複合機、プリンター、ファックスと言った情報通信機器を主力製品としてビジネスを展開しています。

 しかしながら、ブランドイメージ調査などから、以下のような問題点が浮かび上がっていました。

  1. 「ブラザー=ミシン」の印象が強く、情報通信機器は「分野違い」や「ニューカマー」と受け止められている
  2. そもそも他社と比較して企業のブランドイメージが弱く、消費者の「考慮集合=購入してもよいと思うブランド」に入れない

 これらの問題を解決するために、このリニューアルプロジェクトでは、

  • 情報通信機器のブラザー」の認知を促進するブランド・アイデンティティの検討
  • 正しいブラザー・ブランドの理解を促進するブランドコミュニケーションの強化

 の2点を戦略の焦点として掲げ、プロジェクトを進めました。簡単に言うと、消費者のブラザーに対するブランドイメージを刷新する必要があったわけです。

 最終的には、ブラザー・ブランドを訴求するコンテンツ、「スマートスタイル with Brother」を開発することで、課題の解決にあたりました。このコンテンツは、ブラザーの重要なターゲット顧客であるSOHOユーザーが、ブラザーの製品を使って、スマートなワークスタイルを実現している姿を、簡単なインタビューを元に描いた動画コンテンツです。

スマートスタイル with Brother

 今回のケーススタディでは、「スマートスタイル with Brother」を、どのように開発していったかについてお話をしていきます。

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この記事の著者

高 京樹(コウキョウジュ)

Grey Interactive Japan の部門責任者を経て、2000年にネットイヤーグループ株式会社に入社。ユーザー エクスペリエンスデザインセンターを創設し、事業の中核組織として成長させる。90年代初めから日本アイ・ビー・エム大和研究所、マルチメディアクリエーションセンターで、CD-ROM、...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/03/07 19:43 https://markezine.jp/article/detail/732

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