2006年に続く2回目の「2008年広報・PR業界実態調査」は、今年の2月から3月に行われ、PR会社計209社のうち64社から回答を得た。その結果、PR業界の市場規模の推計はおよそ741億円で、不況下にも関わらず市場規模は拡大。2年前の調査の653億円に比べ13.4%の伸びを示していることがわかった。
今後については約60%の企業が売上増を見込んでおり、不況下だからこそPR業務の重要性が高まると答えた企業は全体の4分の3以上。不況をビジネスチャンスととらえる企業も多く、86%が不況下においても積極的な受注拡大を予想している。
ニーズが増える業務として最も多かったのは、「ネット広報」で、「CSR・環境」「マーケティングコンサルティング」が続いている。前回最上位の「PRコンサルティング業」および「リスクコンサルティング業務」はランクを下げており、専門分野を絞った実践的なPR業務へのニーズが増えると予想する企業が多くなっている。
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