ネットエイジアは5月上旬に、自宅にテレビゲームを持っていて、テレビゲームをすることがある10代~40代の男女800名を対象に調査を行った。それぞれのゲーム機とユーザー属性を比較すると、「Wiiのみを持っている人」は28.0%で最も多く、平均年齢は32.2歳、「WiiとPS3の両方を持っている人」は5.6%で平均年齢は29.4歳、「PS3のみを持っている人」は4.3%で、平均年齢は25.7歳となった。
「Wiiのみを持っている人」の場合、テレビゲーム歴「20年以上」が40.2%だったのに対し、「PS3のみを持っている人」の場合は23.5%で、Wiiユーザーのほうが、テレビゲーム歴の長いユーザーが多くなっている。これはファミコン経験率で、Wiiユーザーのほうが5.5ポイント高いことからもうかがえる。
しかし、「Wiiユーザー」の場合、テレビゲーム歴は長いものの、ゲーム機の種類の経験数は7.8種類にとどまっており、「PS3」ユーザーは、テレビゲーム歴は短いものの、ゲーム機の種類の経験数は8.9種類と高くなっている。
誰とプレイすることが多いかについては、Wiiの場合は最も多いのは「家族と」で、「一人で」が続いている。一方、PS3の場合は「一人で」が最も多く、「家族で」が2番目となっている。好きなゲームのジャンルでは、「Wiiのみを持っている人」の1位が「ロールプレイングゲーム」で、2位「スポーツゲーム」、3位「パズルゲーム」。「PS3のみ を持っている人」では、1位と2位は同率で「アクションゲーム」「シュミレーションゲーム」となり、3位が「ロールプレイングゲーム」となった。
ゲーム機の購入目的では、WiiとPS3ともに「プレイしたいソフトがあったから」が1位となっているが、Wiiでは2位「家族とのコミュニケーションを増やす」、3位「新しいゲームの操作方法を体験する」、4位「健康促進ツールとして使用する」と、家族間のコミュニケーションツール的な意味合いが強いのに対して、PS3では、2位「映像美や映像の迫力を体験するため」、「ブルーレイが内蔵されているため」と、映像のクオリティに対するこだわりの強さがうかがえる結果となった。
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