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広告会社のトリセツ

予算100万円の場合、何が得意な広告会社に発注すべき?


月額のネット広告予算:1,000万円以上の場合

 1,000万以上の広告主となると、大抵のネット広告手法はトライアル済みです。

 コンバージョンの獲得数もある程度頭打ちで、コストパフォーマンスの改善のほうに重要性がシフトしてきています。LPO、EFOなどのWebサイト内での最適化施策も実施済みでしょう。このような広告主にとっては、プロモーション実施におけるオペレーションの正確性とコストメリットが重要な要素となります。したがって合理的でシステム化されたオペレーション体制を持つ広告会社が発注先に向いていると言えます。

 しかしながら、Webのコンバージョンの先を見据えると、さらに改善するポイントや考えなくてはいけないポイントが見つかってきます。それはCRMであったりWebコンバージョンから実際の利益への転換効率の問題です。

 ここまでを見据えた場合、必要なのはWebプロモーションの知識だけではなく広告主のビジネスを理解し総合的なマーケティングソリューション能力になります。このような段階になると、総合広告会社に一日の長が出てくると言えます。

 また、ビジネスコンサルテーションを生業としている会社にプロモーション分野のコンサルテーションもお願いする、という選択肢もありますがプロモーションの課題に対する問題は範囲外となってしまうケースが多いので、注意が必要です。

 以上、予算別の視点で見たときに発注側としては広告会社に何を求めるべきかを説明させていただきました。

  • 広告主のビジネスを理解した戦略立案
  • 効果に対する説明責任
  • 課題発見&解決能力

 といったコンサルティング能力と、

  • 豊かなアイデア
  • 広告テクノロジーに関する理解

 といった実行力を兼ね揃えた広告会社にお願いできるのが理想ではありますが最も重要なのは広告主と一緒になって課題解決をしてくれる会社なのは言うまでもありません。より費用対効果の高い施策を行うためにも、ぜひ参考にしていただければと思います。

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この記事の著者

佐々木 零伯(ササキ レイハク)

1996年大学在学中よりWEB制作からキャリアをスタート。1999年総合広告会社に入社。WEBプロモーションのプランニングと実際のサイト構築ディレクション業務を担当。ここ数年はSEMをメインフィールドにしていたが、2009年からは、WEBを中心としたプロモーション全体の設計をディレクション。ナショクラのブランディン...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/07/01 12:24 https://markezine.jp/article/detail/7616

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