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ネットイヤー流Webブランディング成功の鉄則

ケーススタディ(1) ブラザー工業のWebブランディング(後編) - 第1回


前編では、Webブランディングにおけるコンセプトの固め方について解説をしていきました。今回は、そのコンセプトをどうWebに落とし込んで行けばいいのか、お話を進めていきます。

構造を理解してから表現する

 さて、コンセプトを決めてから、次に行ったのはこのコンテンツの表現構造の検討です。

表現構造

 第1回で定義した、コンセプトの元にブラザー工業の持つ強みとターゲットユーザーの性質、ワークスタイルを再確認します。そして、ブラザー工業とターゲットユーザーが築く関係性を上の図では表しています。

 このように表現構造を理解した上で「スマートスタイル with Brother」というコンテンツの中身が決まっていくのです。

 そして、次に、表現方法について検討しました。「At your side」というブランド・エッセンスを考察し、それぞれについてふさわしい表現、ふさわしくない表現を洗い出しています。過度にスタイリッシュな表現ではなく、等身大で身近だけど、ちょっと憧れるという部分がポイントとなっています。

表現の検討

 ここまで、もともとブラザー工業が持っている「ブランド」をWebサイトにどう落とし込んでいくのかを解説してきました。“ブランド”という表層的な言葉に惑わされず、“その企業が持つコアのアイデンティティは何か?”という部分をしっかりと共有し、進めていくことが大切です。

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この記事の著者

高 京樹(コウキョウジュ)

Grey Interactive Japan の部門責任者を経て、2000年にネットイヤーグループ株式会社に入社。ユーザー エクスペリエンスデザインセンターを創設し、事業の中核組織として成長させる。90年代初めから日本アイ・ビー・エム大和研究所、マルチメディアクリエーションセンターで、CD-ROM、...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/03/09 18:03 https://markezine.jp/article/detail/773

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