調査は、関東、関西、東海地域在住 22~39歳のビジネスパーソン1218人を対象に4月に行われた。貯蓄額を年代別に見ると、20代前半(22~24歳)では、「50万円未満」が45.2%と最も多く、100万円未満の人が60%以上なのに対し、20代後半(25~29歳)では、100万円未満の人は約40%、さらに30代前半では29.9%にまで減少。30代のおよそ3人に1人は400万円以上の貯蓄を有しているという結果になった。
職種別に貯蓄額を比較すると、500万円以上貯蓄している人の割合が多いのは、「IT系エンジニア」「モノづくり系エンジニア」で、「企画/事務系」「営業系」「販売/サービス系」を上回っている。
転職支援サービス登録者のデータを集計した職種別の平均年収を見ると、416万円(販売/サービス職)~482万円(ITエンジニア職)と70万円の差があるが、それがそのまま貯蓄額に比例しているわけではなさそうだ。同調査では、「しっかり貯めるエンジニア」と「ちゃっ かり使う営業職」という、職種ごとの性格がうかがえると分析している。
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