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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Autumn

ビジヲタ必見!「すべらない事業」の作り方

当たり前の徹底を圧倒的な強みに変える葬儀ベンチャーの話

Q 今後の目標を教えてください

 悪徳な葬儀社を全部排除したいですね。

 葬儀業界はまだまだ不透明で、ご遺族が葬儀社の言いなりになって多額のお金を支払っている業界です。

 そのため葬儀そのものに不要論なども出てきています。しかし葬儀は、身近な人の死を目の当たりにすることで、自分がいかに生きるかを考えたり、先人への感謝、目上の方への畏敬の念を抱くなど、日本人の倫理観を形成する上で重要な役割を果たしている儀式だと思います。

 無理に華美な葬儀をする必要は全く無いですが、先人に感謝し自分の生をみつめなおす貴重な場としての葬儀が、きちんと行われるような社会にしていきたいと思っています。

Q 最後に、響きの良い社名ですが何か意味はありますか?

 アクトインディは、actとindependence,individualityという言葉をあわせてつくりました。

 actは世の中に文句を言ったり評論したりや批評する人はたくさんいますが、私は成功するか否かよりも、まず挑戦すること、実行することが大事だという思いをこめて。

 independenceは、しがらみや力関係で本当にやりたい事が出来ず、仕方なく嫌々仕事をすることは絶対に避けたいという思いをこめて。

 individualityは、メンバー一人ひとりが、誰かの指示で動く多数の中の個ではなく個性を発揮して唯一無二の個として仕事ができる会社でありたいという思いをこめて、それぞれ社名に織り込みました。

 ありがとうございました。

【インタビューを終えて】

 若くしてインターネット広告代理店からの独立というと、思い浮かべるのは勢いのある血気盛んなITベンチャーだろう。だが、下元氏が事業として選んだのは葬儀業界。若さがそのまま武器にはなりにくい業界であることは容易に想像がつくが、ITとは縁遠い葬儀業界に対して、早くからネットやマーケティングスキルを発揮して事業を展開した下元氏に先見の明があるのは明白だろう。

 しかし、下元氏を見ていると先見性だけで事業を行っているのではなく、「絶対にぶれない軸」をもつことが、事業を継続させる根幹になっていることが分かる。

 下元氏は、ITやマーケティングは勿論大事だが、何よりも信念をもって事業を行うことが事業をすべらせない最大の強みになることの好例だろう。

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この記事の著者

矢作 嘉男(株式会社ハチワン)(ヤハギ ヨシオ(カブシキガイシャ ハチワン))

株式会社ハチワン代表取締役。New Jersey City University卒。
中国人観光客向けクーポンサイトなどインバウンド媒体を運営。
2011年、中国のインターネットプロモーション事業を行う北京博洛密網絡科技有限公司と提携し、中国向けプロモーション事業を開始。本当に成果の出る中国市場向けインターネットマーケティングのみをを提供し、インバウンド向けから中国現地進出向けまで数多くの実績を持つ。
プロモーションのご相談:info@813.co.jp

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/09/07 11:00 https://markezine.jp/article/detail/8237

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