調査は9月1日から2日に実施され、全国の学生を除く20~69歳の男女1000名の回答をもとに分析が行われた。
秋の大型連休の過ごし方を、今春のゴールデンウィーク(GW)と比較すると、イエナカ(家の中)の過ごし方では「掃除や片付け、 衣替え」「TVやDVD視聴」「読書」などが大きく上回った。イエソト(家の外)の過ごし方でも、 「外食」「博物館、美術館などに行く」などの近場レジャー、遠方の「日帰り旅行、ドライブ・ツーリング」「温泉、リゾート施設などに行く」「海外旅行」において上回り、アクティブさを取り戻している。それにともない、秋の大型連休で使う予定の金額も増加しており、「GW並み」の4割を挟んで二極化。平均金額はGW比で3割増の3.7万円でとなっている。
興味深いのは、リーマン・ショック1年後の消費についてのデータで、メリハリをつける消費が強まっていることが明らかになった。1年前と比べ、家計支出を減らしている人は、半分超から4割にまで減少。 一方、増やすところと減らすところのメリハリをつけている人は、5人に1人から4人に1人まで増加している。
節約をすることを意識している人は9割強ながら、贅沢なお金の使い方をしたことがある人も9割弱に達しており、長引く不況への対応力を高めつつ、賢く節約した分は自分へのご褒美消費に使っている人が多いようだ。
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