「集客・認知」「分析・測定」「売上向上」「最新動向」という4テーマを設けて10月2日(金)に開催された「MarkeZine Day 2009」。A会場7番目に登壇したのは、メールマーケティングなど、BtoBマーケティングのソリューションを手がける株式会社アルトビジョン代表取締役社長の椎葉宏氏。メールマーケティングに関するプレゼンテーションを行った。【バックナンバー】
メールマーケティングの変遷と現況
メールマーケティングの特徴
冒頭、椎葉氏はまずメールマーケティングの特徴を説明。メールの特徴は、プッシュ型のメディアであるため、情報を送りたいタイミングを自分でコントロールできる点にある。プッシュ型で個別に届けるメディアは、インターネット出現前にも郵送のDMや電話などがあったが、その場合のコストは一件あたり200円~300円。それと比較した場合、メールはかなり安価で実施できる広告手法だと言える。
また、インターネット上のメディアであるため、ユーザーの反応を直接計測でき、広告の効果を検証しやすいことも特徴の1つだ。ただし、この点に関して椎葉氏は、「検証ができるといっても、取れたデータだけに引きずられてしまうという難しさがあります。取りにくいデータをどうするかが非常に重要です」と語った。

メールマーケティングの変遷
アルトビジョンが設立された2000年は、先進的な企業がWebサイトへの集客にメールを活用するようになり、ちょうどメールマーケティングが本格的にスタートした時期だ。その後、メールマーケティングの普及が進むにつれ、メールのコンテンツが注目されるようになり、2002年頃からはHTMLメールが普及し始めた。また、モバイル向けのメールに注目が集め、急増したのも同時期だ。
こうした変遷を経て、現在のメールマーケティングは、マーケティングの部署だけに留まらずさまざまな部署からコンテンツを提供してもらう必要があったり、制作や配信をアウトソースしたりと、戦略立案、システム、クリエイティブ、配信オペレーションなど様々な要素が絡まり、より複雑化が進んでいる。また、ROIの向上が叫ばれるなか、ビジネスのパフォーマンスという点でもメールに対する関心は非常に高まってきている。
アルトビジョンでは、クライアントと顧客とのコミュニケーションレベルを向上、売上げに直結するオペレーションの企画設計、そのサイクルを回して効果検証を行うといったメールマーケティングに関わるあらゆる要素に対しての支援を行っている。そうした中で、新しい事業をゼロから始める場合の依頼もあるが、圧倒的に多いのは、効果検証に対しての相談を受けるところから始まるケースが多いという。
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森 英信(モリ ヒデノブ)
就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・翻訳ツールなど...
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