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MarkeZine Day 2009特集

中長期的にROIを高めるWebセントリックマーケティング
【MarkeZine Day 2009】

 厳しい経済環境にあって、企業のマーケティング活動への成果がますます重視されている。その一方で、市場は企業主導から顧客主導に変わり、その先導役としてインターネットの存在がますます大きなものとなりつつある。そうした状況下を鑑み、ネットイヤーグループが提唱しているのが、インターネットを介した顧客と企業の総合的な関係性づくり「Webセントリックマーケティング」である。その仕組みや特徴について、同社取締役 兼 SIPS事業部長の佐々木裕彦氏がMarkeZine Day 2009にて解説した。【バックナンバー】

自社サイトのメディア化/ソーシャルメディアの台頭

 インターネットの普及により、自社サイトをメディア化する動きが進んでいる。また、SNSやブログといった「ソーシャルメディア」の台頭も著しい。これらの「メディア」に対して、創業以来マーケティング活動を支援してきたネットイヤーグループでは、その重要性の高まりを日々実感しているという。しかし、その価値に気づかず、従来メディアだけへの依存度が高い企業は少なくない。

 佐々木氏は「確かにテレビ、新聞、雑誌などを初めとした従来メディアは訴求範囲は広く、インパクトも大きい。しかし、自社メディアとソーシャルメディアによる強力な訴求効果はもはや無視できないほどになってきた。また、双方向のコミュニケーション力、データの取得による改善など、機能としての優位性もある。その優位性に気づかせるところから当社のコンサルティングははじまる」と語る。

ネットイヤーグループ取締役 兼 SIPS事業部長の佐々木裕彦氏
ネットイヤーグループ取締役 兼 SIPS事業部長の佐々木裕彦氏

 現在、消費者主導型の商品開発が主流になりつつあり、作る人と使う人の境目がなくなりつつある。つまり、商品開発から、宣伝、理解促進/営業、販売、そしてサポートという企業活動のサイクルにおいて顧客と接点を持ち続けることが重要になってきている。そういった状況の中、自社メディア、ソーシャルメディアは一貫して活用できる可能性を持っているというわけだ。目標とするのは、顧客とともに商品を開発し、販売し、改善していくこと。つまり、顧客を巻き込んで一緒にブランディングしていくことだという。佐々木氏はそれを「エンゲージメント」という言葉で表現する。

 マスマーケティングは、効率性を重視して考えられたもので、より多くの人により多くの商品を知ってもらうことが目的であり、CRMはある顧客との関係強化を意図している。しかし、エンゲージメントは、企業側からの一方通行なマーケティングではなく、双方向性を持つマーケティングを指す。

 エンゲージメントの成功例としてアップルの例が挙げられた。新商品発表前からブログで話題になり、使い方などについてSNSで情報が交換され、ファンが作成した動画がYoutubeでアップされたという。

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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