SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

リサーチデータで読み解く!最新Webマーケティング

約70%のユーザーは、Web上での行動データを収集されることを迷惑だと感じている【リサーチ】

【Data:3】ユーザーは行動データを記録されることに抵抗がある

 最後にQ5では、ネット広告の特徴の1つでもあるユーザーの行動データ取得による広告配信システムについて、「興味や関連のある広告を配信する為に、あなたの行動(WEBサイトの閲覧履歴など)が記憶されているとしたらどう思いますか。」と尋ねた。

 その結果、70.8%のユーザーは「メリットのある広告の為とはいえ、個人の行動を記憶される事には抵抗がある」と回答した。

 「自分にとってメリットのある広告が得られるのであれば良いと思う」と回答したユーザーは22.0%で、6.6%のユーザーは「わからない」と回答した。

【Q5】行動ターゲティングについて(単一回答、n=500)

 米国の調査会社、eMarketerが調査したデータによる、70.5%のユーザーは広告配信を目的として自分の行動データが記録されている可能性を意識しており、個人情報につながるものでなければ行動データの記録は気にならないと回答したユーザーはわずか23.6%だったという。

 (データ元:「行動ターゲティング型広告とプライバシに関する調査_eMarketer」

 調査設計時には、個人の行動を収集されることに対する日本人の抵抗感は、米国に比べ高いのではないかという仮説を立てていた。

 調査条件の違いに留意する必要はある(特にeMarketerの調査は2008年である)が、今回の調査結果(ともに20%強のユーザーが容認している点)を見る限り、両国のネットユーザーにおける行動データの収集に対する意識にはそれほど違いがないことがわかった。米国の行動ターゲティング市場は日本の8倍程度と言われている。

 日本の行動ターゲティング市場はどこまで拡大していくのだろうか。 企業、ユーザー、そして行政の動きに引き続き注目していく必要があるだろう。次回の広告に対する意識調査(特別編)では、性年代別の広告に対する意識の違いについてふれていきたいと思う。

 本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。
 本調査はインターネットリサーチを使ったものです。あくまでも指標や参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
リサーチデータで読み解く!最新Webマーケティング連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

株式会社セプテーニ(カブシキカイシャセプテーニ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2009/12/16 11:00 https://markezine.jp/article/detail/9009

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング