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多様化するモバイルビジネスの「リアル・チャンス」をさぐる! mobidec2009レポート

コストの8割以上が運用フェーズ
モバイルサイト向けCMS選定のポイントとは?


モバイルサイト独特の運営ポイント

 モバイルサイト運営にはいくつかの勘どころが存在する。例えば、「ブラウザの特性を踏まえる」「モバイルならではのサービスを企画する」「導線としてアフィリエイトを活用する」などがそれにあたる。これらを上手に管理するための機能が「Mobile Krei」には備わっている。

 キャリア公式サイトの影響度が大きいのもモバイルの特徴だ。サイトへの流入元は公式メニューが最も多く、公式サイトに認定されるとキーワード検索でも優遇される。2008年に実施された調査によれば、ユーザーの約40%が公式サイトをメインで使っていると回答しているほか、フィルタリングの浸透によって中学生の31.1%、高校生の13.6%が公式サイトしか閲覧できないことも見逃せない。公式サイトの重要度が非常に高いことが分かる。

 このような背景を踏まえると、モバイルサイト向けCMS導入の選定に当たっては「ナレッジの蓄積」「ユーザビリティ・自由度の高さ」「コストパフォーマンス」「公式サイトへの対応」などを重視すべきであると吉村氏は説明し、Mobile Kreiの優位性を強調した。

モバイルに特化したCMS「Mobile Krei」の実力

 講演中はMobile Kreiの実演も行なわれた。ドラッグ&ドロップ操作による画像の操作や、ワープロ感覚で利用できる分かりやすいツール群に加え、1ページで3キャリア分の編集を一度に行うなどの機能も備える。Impress R&Dの調査では約20%のサイトが、1日に1回以上サイトを更新するという結果が出ている。このことを考えれば、ユーザビリティの高さは魅力だろう。

 最近の導入事例として、約2週間で作ったというタレントのスザンヌさんオフィシャル携帯サイト「スザンヌざんす」も紹介された。現在は、新規サイトの構築だけでなく、既存サイトの移設も多数進行しているという。

 今後Mobile Kreiは、2010年春にスマートフォンに対応し、メール機能の拡充にも注力していく予定。盛況になりつつあるかに見えるモバイル市場だが、参入企業の競争激化という事実も存在する。このような環境にあって、シェア独走の確かな実績を持ち、さらに進化するMobile Kreiは競争を生き残る武器になりそうだ。「Mobile Kreiを中心にモバイルビジネスを支援していきたい」と吉村氏は語りセッションを締めくくった。

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

 就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・翻訳ツールなど...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/12/23 19:02 https://markezine.jp/article/detail/9202

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