利用感レポート~ドメインも楽々設定
マニュアルやFAQを参考にした後は、サブドメイン割り当てのため、左メニューの「サイトに関する設定」>「ドメイン設定」画面を呼び出した。
![[ドメイン設定]画面にて[新しいドメインの追加]ボタンをクリック。](https://mz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/9470/500_fig003.jpg)
[新しいドメインの追加]画面では、ドメインを新規取得して設定できる。今回はトライアル環境なので、さくらインターネットが提供する60種のドメインからサブドメインを設定することにした。なお、自身で取得したドメインなら、設定数の制限はなく、用意されたドメインの場合は2つまで利用可能だ。
![サブドメインを入力、ドメインを選択し[送信する]をクリックする](https://mz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/9470/500_fig004.jpg)
サブドメインは、「mzsample.jpn.org」に設定。このあと、設定内容を確認してドメインの追加が完了する。先ほどサーバ設置したフォルダにこのサブドメインを割り当てるため、詳細設定画面に進んだ。
![[* ドメイン詳細設定 *]画面にて、作成したドメインの対象となるフォルダを設定し、[送信]をクリック](https://mz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/9470/500_fig007.jpg)
これでブラウザで「http://mzsample.jpn.org」をリクエストすると、先ほど作成したディレクトリを参照するようになった。続いて、このサブドメイン以下のみにアクセスできるFTPユーザーアカウントを設定した。ユーザーアカウントの設定は、左メニューの[メールとユーザー管理]>[ユーザー管理]を開いて行う。ここでは、メールアカウントの発行もできる。
ユーザー名とパスワードを設定した
![[ユーザー管理 > 新しいユーザーの追加]画面にて、ユーザー名とパスワードを設定した](https://mz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/9470/500_fig008.jpg)
今回はFTPの利用のみの設定とし、アクセスできるドメインを「mzsample.jpn.org」のみとしている。しかし、ここでトラブルが。新たに設定したユーザーアカウントでFTP接続を試みたがアクセスできない状態となってしまった。
サポートの営業時間は過ぎているので、ここはあわてずFAQを活用し、作成したユーザーアカウントでFTPへ接続する方法を参照した。FAQで、「FTP接続方法」と入力したところ、「「さくらのレンタルサーバ」ビジネスシリーズ、「さくらのマネージドサーバ」で作成したユーザアカウントでFTPへ接続したい。」という情報が発見できた。
マネージドサーバ自体のアカウントでFTP接続を行う場合、FTPソフトに設定するのはアカウント名だけでよい。新たに設定したユーザーでFTP接続する場合、FTPアカウントはユーザー名@ドメイン名となるのだった。
【初期アカウントでのFTPの場合】
- FTPサーバ:アカウント名.さくらドメイン
- FTPアカウント:アカウント名
- パスワード:サービスパスワード
- FTPサーバ:example.sakura.ne.jp
- FTPアカウント:example
- パスワード:初期パスワード
【新たに設定したユーザーでのFTPの場合】
- FTPサーバ:ドメイン名
- FTPアカウント:ユーザ名@ドメイン名
- パスワード:ユーザ作成時のパスワード
- FTPサーバ:mzsample.jpn.org
- FTPアカウント:mzday@mzsample.jpn.org
- パスワード:ユーザ作成時のパスワード
その上位へのアクセスは拒否された

こういったサポート時間外のちょっとしたトラブルがあった場合、オンラインマニュアルが充実していると安心だ。そして、告知ページのファイルをアップロードし、ブラウザにてmzsample.jpn.orgを参照したところ、無事に表示された。
制作は株式会社エフエックスビイが担当した。

さくらのマネージドサーバ Atomプランには、サーバ状況を確認できる、専用サービスならではのモニタリングツールを標準で装備しており、これもコントロールパネルから参照できる。CPUで展開されているプロセスを見るためのロードアベレージや、データのトラフィック、メモリの使用状況などが細かく確認できるので快適だ。

このほかの機能として、大容量ファイルのやり取りが可能なファイル共有機能(WebDAV)もある。一般的なファイル転送サービスでは容量の制限があり、時間帯によってはダウンロード速度などパフォーマンスが著しく悪くなった経験はないだろうか。WebDAVでのファイル共有は、容量制限もなく、アクセスできるユーザーの設定もできるため、Web制作・運営現場において何かと役に立つのではないだろうか。