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「さくらのマネージドサーバ Atomプラン」試用レポート

利用感レポート~ドメインも楽々設定

 マニュアルやFAQを参考にした後は、サブドメイン割り当てのため、左メニューの「サイトに関する設定」>「ドメイン設定」画面を呼び出した。

[ドメイン設定]画面にて[新しいドメインの追加]ボタンをクリック
[ドメイン設定]画面にて[新しいドメインの追加]ボタンをクリック。

 [新しいドメインの追加]画面では、ドメインを新規取得して設定できる。今回はトライアル環境なので、さくらインターネットが提供する60種のドメインからサブドメインを設定することにした。なお、自身で取得したドメインなら、設定数の制限はなく、用意されたドメインの場合は2つまで利用可能だ。

サブドメインを入力、ドメインを選択し[送信する]をクリックする
サブドメインを入力、ドメインを選択し[送信する]をクリックする

 サブドメインは、「mzsample.jpn.org」に設定。このあと、設定内容を確認してドメインの追加が完了する。先ほどサーバ設置したフォルダにこのサブドメインを割り当てるため、詳細設定画面に進んだ。

[* ドメイン詳細設定 *]画面にて、作成したドメインの対象となるフォルダを設定し、[送信]をクリック
[* ドメイン詳細設定 *]画面にて、作成したドメインの対象となるフォルダを設定し、[送信]をクリック

 これでブラウザで「http://mzsample.jpn.org」をリクエストすると、先ほど作成したディレクトリを参照するようになった。続いて、このサブドメイン以下のみにアクセスできるFTPユーザーアカウントを設定した。ユーザーアカウントの設定は、左メニューの[メールとユーザー管理]>[ユーザー管理]を開いて行う。ここでは、メールアカウントの発行もできる。

[ユーザー管理 > 新しいユーザーの追加]画面にて、
ユーザー名とパスワードを設定した
[ユーザー管理 > 新しいユーザーの追加]画面にて、ユーザー名とパスワードを設定した

 今回はFTPの利用のみの設定とし、アクセスできるドメインを「mzsample.jpn.org」のみとしている。しかし、ここでトラブルが。新たに設定したユーザーアカウントでFTP接続を試みたがアクセスできない状態となってしまった。

 サポートの営業時間は過ぎているので、ここはあわてずFAQを活用し、作成したユーザーアカウントでFTPへ接続する方法を参照した。FAQで、「FTP接続方法」と入力したところ、「さくらのレンタルサーバ」ビジネスシリーズ、「さくらのマネージドサーバ」で作成したユーザアカウントでFTPへ接続したい。」という情報が発見できた。

 マネージドサーバ自体のアカウントでFTP接続を行う場合、FTPソフトに設定するのはアカウント名だけでよい。新たに設定したユーザーでFTP接続する場合、FTPアカウントはユーザー名@ドメイン名となるのだった。

 【初期アカウントでのFTPの場合】

  • FTPサーバ:アカウント名.さくらドメイン
  • FTPアカウント:アカウント名
  • パスワード:サービスパスワード
  • FTPサーバ:example.sakura.ne.jp
  • FTPアカウント:example
  • パスワード:初期パスワード

 【新たに設定したユーザーでのFTPの場合】

  • FTPサーバ:ドメイン名
  • FTPアカウント:ユーザ名@ドメイン名
  • パスワード:ユーザ作成時のパスワード
  • FTPサーバ:mzsample.jpn.org
  • FTPアカウント:mzday@mzsample.jpn.org
  • パスワード:ユーザ作成時のパスワード
確かにアクセスできる領域は、
サブドメイン「mzsample.jpn.org」を割り当てたディレクトリのみで、
その上位へのアクセスは拒否された
確かにアクセスできる領域は、サブドメイン「mzsample.jpn.org」を割り当てたディレクトリのみで、その上位へのアクセスは拒否された

 こういったサポート時間外のちょっとしたトラブルがあった場合、オンラインマニュアルが充実していると安心だ。そして、告知ページのファイルをアップロードし、ブラウザにてmzsample.jpn.orgを参照したところ、無事に表示された。

今回作成したMarkeZineDay Spring 2010の告知ページサンプル。
制作は株式会社エフエックスビイが担当した。
[今回作成したMarkeZineDay Spring 2010の告知ページサンプル。制作はエフエックスビイにて作成した。なお、この告知ページに興味を持たれた方は、エフエックスビイの実績を参照していただきたい

 さくらのマネージドサーバ Atomプランには、サーバ状況を確認できる、専用サービスならではのモニタリングツールを標準で装備しており、これもコントロールパネルから参照できる。CPUで展開されているプロセスを見るためのロードアベレージや、データのトラフィック、メモリの使用状況などが細かく確認できるので快適だ。

多数のサイトを運営するなら、どのサイトのどのプロセスが負荷をかけているかなどをチェックできる
多数のサイトを運営するなら、どのサイトのどのプロセスが負荷をかけているかなどをチェックできる

 このほかの機能として、大容量ファイルのやり取りが可能なファイル共有機能(WebDAV)もある。一般的なファイル転送サービスでは容量の制限があり、時間帯によってはダウンロード速度などパフォーマンスが著しく悪くなった経験はないだろうか。WebDAVでのファイル共有は、容量制限もなく、アクセスできるユーザーの設定もできるため、Web制作・運営現場において何かと役に立つのではないだろうか。

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

 就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・翻訳ツールなど...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2012/03/05 19:40 https://markezine.jp/article/detail/9470

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