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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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クロスメディアが変える!広告コミュニケーションの現場

第4回 変化する消費者に“響く”次世代の広告とは?

インターネットにはATL/BTLが両方備わっている

 第2回では、ATL/BTLというお話をしました。それは、告知系メディア(認知促進系メディア)と販促系メディア(体験促進系メディア)の違いがあったと言えます。しかし、インターネットは、その両方の役割を果たせるメディアです。そこで登場したのが今までプロモーション(=販促活動)といえば、BTLと決まっていた施策をメディアを活用して出来ないかという発想です。

インターネット広告の役割

 本来「メディア」という言葉と同義で使われていた狭義のメディア(=マスメディア)は販促活動には向きませんでした。なぜなら、体験が伴わない、知識として伝えることが主な役割になってしまい、体験に結びついて販売促進に貢献することが難しかったからです。しかし、インターネットは、知識集約型でありながら双方向性がありインタラクションによってあたかも体験しているかのようなコミュニケーションが可能になります。

 コミュニケーションの手法も、既存のマスメディアの方法論である、純広(=純粋広告:広告表現として制作された告知メッセージ)とタイアップ(=媒体者の制作による、広告メッセージ)の2パターン以外に、ゲームを活用したり、インタラクションを伴って、ターゲットにあわせて表現を変えるなど、新しい表現が可能になったのです。

 そして、インターネットは、自分だけのオリジナルな体験をもとに購買行動に直結する活動(とくにECなど)を可能にし、販促活動として十分なメディアプロモーションを可能にしたのです。

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体験から消費への流れが加速

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この記事の著者

三輪 宗久 (ミワムネヒサ)

(株)アサツー ディ・ケイ勤務。インターネットに関する、調査マーケティング、制作メディア・事業開発・事業推進などの担当を経て2004年よりクロスメディアセクションへ。現在は、さらにADKインタラクティブ・ディビジョンにて、インタラクティブコミュニケーションを中心にクロスメディアプランニングに従事。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2007/04/06 08:15 https://markezine.jp/article/detail/948

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