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四家正紀のネオコミュニケーション遊談

ブログ界最強のサポーター、徳力基彦のビジョン「21世紀が本当の意味で個人の世紀になるお手伝いをしたい」(前編)


ブログを書き始めてネットの価値が理解できた

徳力
いや起業には興味はなかったです(笑)。ただ新規事業にはすごい興味がありました。NTTで新規事業を立ち上げていきたいと思ってました。そこで名古屋の起業家サークルみたいなのに参加したりして。切込隊長(山本一郎氏)にもそこで出会ってるんですよ。
四家
あ、ブログでそんな話が出てましたね。隊長が「徳力さんの顔覚えてますよ」って。
徳力
それと三年目の頃とかは、NTTでVYCという若手の起業プロジェクトみたいなのがあって、名古屋ドームのイベントに同期と出展したりとか、本業の法人営業そっちのけで、そちらの活動に精を出してました。
四家
へえ、すごいですね。
徳力
ホームページにもちょっと興味を持ってみたりとか、tokuriki.comのドメインを取ったのもその頃でしたね。ただ、まだインターネットの本質みたいなのは理解していなくて、4年目に本社に転勤させてもらってからは、忙しくてニフティのフォーラムとかからも遠ざかってしまいました。インターネットの盛り上がりを横目に見ながら、自分の仕事に打ち込んでいるという感じでした。
チャット中の徳力氏
by kwmr@いい感じ
四家
再びネットに接近するきっかけになったのは?
徳力
本当の意味でネットの価値を理解できたのは今のブログを書き始めた頃ですかね。新規事業がやりたくなってNTTを飛び出して、1年間IT系コンサルティングファームで働いた後に、2002年7月に今のアリエル・ネットワークに入りました。その当時は新規事業という軸があるだけで、インターネットがどうとかは、実はあまり意識してなかったんですよ。
四家
とにかく新しい事業に関わりたかったんですね。
徳力
そうですね、恥ずかしい話ですが(笑)。それもあって、最初の2年ぐらいは勝手が分からないまま大企業の仕事のやり方で過ごしてしまい。ベンチャーにいるにもかかわらず、とにかく上司に言われた仕事とか、目の前にある仕事を大企業のサラリーマン的にこなしていた感じです。
四家
なるほど。
徳力
その頃、何となく会社の肩書きとセットで、自分の名前でインターネット上で語るという行為に後ろめたさみたいなものがあったんですよ。会社の看板が有名になってもらえばいいと。社長とかCTOを支援している形で、自分は裏方に徹しようと。でも、社長もCTOも根っからのエンジニアなので「そんな暇あったら、プログラム作ります」という感じで、そういうネットワーキングとかあまり興味なかったりするんですよね。
四家
意外とそういうパターンは多いですよね。

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会社を知ってもらうために実名を出すようになった

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この記事の著者

四家 正紀(シケ マサノリ)

株式会社カレン次世代ビジネスリサーチ室長。インターネット広告の草創期からWebマーケティングに携わり、現在はカレンにて次世代販促コミュニケーションについての研究活動と、ブログマーケティング・ブロガーリレーションズ案件のプロデューサーとして活躍。寄稿、講演多数。 ブログ カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ

著書

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/04/19 10:16 https://markezine.jp/article/detail/1024

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