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四家正紀のネオコミュニケーション遊談

ブログ界最強のサポーター、徳力基彦のビジョン「21世紀が本当の意味で個人の世紀になるお手伝いをしたい」(前編)


今回のゲストは徳力基彦さんです。日本のブログムーブメントの中で最重要人物のひとりであり、現在もFPNニュースコミュニティや複数のブログを運営し、活躍なさっています。前編では徳力さんにネットとの出会いについてお聞きしました。(中編はこちら)

遊談相手
徳力基彦
徳力基彦(アリエル・ネットワーク株式会社 プロダクト・マネジメント室 マネージャ)
NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、アリエル・ネットワークに入社。ソフトウェア・ツールの企画やコンサルティング業務に従事する他、ITmedia BizID「デジタルワークスタイルの視点」の連載を担当。著書に「P2Pビジネス」、「アルファブロガー」(翔泳社)等がある。「FPNニュースコミュニティ」や「ワークスタイル・メモ」等、複数のブログを運営し、個人でも幅広い活動を行っており、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画している。
 

「ネットワークは世界を変える」と思ってNTTに入社

四家
今回は「ブログ合宿」という不思議なイベントで河口湖畔のとある宿泊施設に来ています。で、ご一緒に参加している徳力基彦さんが今回のゲストです。
徳力
不思議なイベントですね。
四家
チャット対談の気分を盛り上げるために、徳力さんと顔を合わせないようにいま僕は別室に移ってきました(笑)。さて徳力さんといえば、今さら僕が言うのも何ですが、日本のブログムーブメントの中で最重要人物のひとり。優れたブロガーは結構いらっしゃいますが、ムーブメントを起こそうとした人はそんなに多くないわけで。
徳力
いやいや、どちらかというとブログウォッチャーとか、ブロガーウォッチャーなんだと思いますけどね。
四家
そんな徳力さんに、まず初めてのネット体験をお伺いしたいのですが、NTTのご出身ということで、ネットを使うようになったのはお仕事の絡みですか?
徳力
1995年入社で、ちょうどインターネットが注目され始めた頃でした。社員研修とかで初めて使ったと思います。基本は通信関連の知識とかの研修ですよ。それほど面白いものではないです。ただ、パソコンとインターネット環境があって、メールとか、簡単なブラウジングとか、初めて使った感じでしたね。
四家
前回ご登場いただいた村山らむねさんは、初めて自分でネットをつないで、衝動的に自分のサイト作っちゃったらしいですよ。
徳力
そういう意味ではそれほどインターネットに初めて会ったときに衝撃を受けたとか、そういうビジョナリーなタイプではないですね(笑)。ただ、思い出してみると、学生の頃はもともと海外志向が強い方で、国境とか戦争とか無くなれば良いのに、とか思っているような理想論者だったんですね。「ネットワークで世界中の人がつながれば、戦争とかなくなるんじゃないか」とか、そんな子供みたいなことを考えていましたね。それで、「ネットワークは世界を変える」と思ってNTTに入社したんです。
四家
おお、力強い。そんなことを考えながらNTTに入社されて、インターネットに出会って、少しずつ興味を持つようになったと。
徳力
そうですね、でも普通のサラリーマンでしたよ。その年の採用が全国で3,000人で、東海の同期だけで300人いました。入社式の研修の飲み会で幹事やったりして、たぶん東海同期の中で一番NTTを好きだったんじゃないかなぁと思っいます(笑) 。
四家
え、300人の飲み会ですか、すごい。
徳力
研修所での飲み会ですからね。前の年の1,000人採用から3,000人採用に変わった年だったので、同期に凄いできるやつとか面白いやつが多くて、生き残るのに必死だったのを良く覚えてます。そんな中、自分の会社に対する姿勢の一つの変化になったのはニフティのフォーラムだったと思います。確か起業家フォーラムだったかな。いつ頃参加したのか良く覚えてないんですけど。
四家
もともと起業にもご興味があっんですか?

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この記事の著者

四家 正紀(シケ マサノリ)

株式会社カレン次世代ビジネスリサーチ室長。インターネット広告の草創期からWebマーケティングに携わり、現在はカレンにて次世代販促コミュニケーションについての研究活動と、ブログマーケティング・ブロガーリレーションズ案件のプロデューサーとして活躍。寄稿、講演多数。 ブログ カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ

著書

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/04/19 10:16 https://markezine.jp/article/detail/1024

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