直帰しなければ万事OKですか?
ここまでは直帰率を下げることについて説明してきました。しかし、エントランスページの役割として、直帰しなければ万事OKなのでしょうか? エントランスページの役割として、適切な2ページ目にユーザーを誘導することが非常に重要です。そのためにエントランスページの遷移先を把握し、その状況に応じた改善をする必要があります。
- 遷移先が想定どおりの場合
⇒エントランスページとしては成功。改善必要なし - 遷移先が想定外の場合
⇒エントランスページとしては失敗。失敗の原因として、ページのユーザビリティが悪いのか、サイト運営者が意図するユーザー遷移シナリオと実際のユーザーのニーズが異なっているかは、個々の状況に応じて判断する必要あり
遷移先が想定外の例として、あるページは特定キャンペーンのランディングページであるのに、通常のナビゲーションバーを入れている場合などがあります。このような場合、キャンペーンでオファーしようとしている内容(トライアル、サンプル等)と関係ない情報へのリンクやナビゲーションを表示しない、といった対応をとることにより改善できる場合があります。
今回は、アクセス解析データを活用して「エントランスページ」をどのように測定し、改善できるか説明しました。次回は、エントランスページや直帰率改善のための先端手法、特に先端テクノロジーを活用した方法について紹介します。おたのしみに。
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