「ランディングページがすぐに信頼されるか」テスト
さて、最後はまずテスト方法から紹介しましょう。これは、あなたのサイトが、「プロが作った、安心できるサイトに見えるかどうか」をかなり簡単に試すことができるテストです。手順はたったの2ステップです。
- 第三者を連れてくる
- 「これ、プロが作ったサイトに見える?」と聞く
簡単ですね。
このテストのもとになったのは、LPOのコンサルティングを手掛けるSiteTuners.comのCEOであるTim Ash氏が講演した3日目のキーノートセッション「The four pillars of building instant trust online」の内容です。

このセッションでは、Webサイトやランディングページ上で信頼を得ることの難しさを「お互い知りもしない同士なのに、瞬間的に信頼を得ないといけない」と表現し、その難しいことを可能にするためのヒントが、次の4つに分けて紹介されました。
- Appearance:見た目
- Transactional Assurances:取引の安全保証
- Authority:権威付け
- Consensus of Peers:皆と同じということ
1つ目の「Appearance」の解説では、さまざまなサイトを例にとりながら「訪問者がランディングした瞬間にプロのサイトと思えないのであれば離脱する」ことを提示し、実際に買う気が起きないポイントを確認していきました。このAppearanceの解説の中でページ冒頭にあげたテストが紹介されました。つまり、見た目の問題なので、率直に信用できそうか聞いてしまうのが一番早いそうです。
2つ目の「Transactional Assurances」では、“ブランド力のないサイトの場合にはVeriSignやGodaddyといったSSL認証サービスを利用していることをアピールすることで、安心して買い物をしてもらうことができる”としたうえで、デザインの都合上、そういった認証マークをファーストビューから落としてしまうのは、あまりよくないアイデアであることが紹介されました。
「Authority」では「Butterfly collection」という手法が紹介されていました。日本語に訳すと「蝶の標本」になるのですが、自社が取引している会社のロゴを並べるテクニックです。実際に、料金の一部が自動的に寄付される携帯電話のメール広告でこのテクニックを活用したところ、コンバージョン数が80%アップしたそうです。
また、「Consensus of Peers」では、Firefoxのダウンロードページを例にとり、「現在までに○○○ダウンロード」といった、他の人も利用しているという数字を提示することでコンバージョンレートを上げる手法が紹介されていました。
いかがでしたか? あなたのサイト運営にこの記事が少しでも参考になれば幸いです。