ネット広告分野で独走を試みるグーグルに世界最大のコンピュータソフトウェアメーカー、マイクロソフトが「待った」をかける。米マイクロソフトが5月18日、米インターネット広告大手のアクアンティブを約60億ドル(約7200億円)で買収することで合意したと発表した。
米グーグルが4月に米ダブルクリックを31億ドルで買収すると発表したばかりだが、今回の買収はこれに対抗するものなのだろうか。マイクロソフトはアクアンティブを買収することによって、広告大手企業の広告技術を活用し、競争力の向上を図る。買収額の約60億ドルは、グーグルによるダブルクリックの買収額約31億ドルのほぼ倍の規模となった。米ヤフーもネット広告ライトメディアを完全子会社化しており、ネット広告分野の競争が激しくなっている。
参考サイト:「Microsoft to Acquire aQuantive, Inc.」(米マイクロソフトホームページ)