ホットリンクは、“第三のビール”14商品のクチコミ件数(ブログ記事数)とテレビCM露出回数とのクロスメディア調査を行った。ビールメーカー大手5 社が10月13日に発表した、1-9月ビール系飲料(ビール・発泡酒・第三のビール)の課税出荷量は前年同期比2.5%減となり、現行の統計が始まった1992年以降では2005年以来6年連続のマイナスで、過去最低を更新した。今回の調査では、各ビールメーカーのメディア露出が、消費者が作り上げる“話題”にどのように影響しているかを調査した。
調査は7月から9月にかけて行われ、対象となったブログ記事の数は、約14億1200万記事(約1753万ユーザー)。対象媒体は関東キー局のテレビCM、主要ニュースポータル、情報サイトを含む100数十サイト。分析の結果、商品のCM露出回数と、クチコミ件数(ブログ記事投稿数)との相関係数は女性0.57、男性0.79となり、ともに正の相関があった。CM露出回数が増えるとクチコミ件数が増え、また、CM露出回数が少なくなるとクチコミ件数が減ることが数値としてあらわれた。また、クチコミ発生に対するCMの相関係数は女性よりも男性の方が高くなっている。(編集部注:図2点と記事の太字部分は、18日の発表にもとづく内容です。)
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