3ページ目までしか見ないユーザーは75.5%
Webマーケティングガイドでは、検索エンジンに関する調査を企画し、インターネット調査会社である株式会社マクロミルが保有するリサーチパネルに対して調査を行った。
今回の調査対象は20歳~49歳のパソコンインターネットユーザー412人。 M1層103人、M2層103人、F1層103人、F2層103人となる。
Q1では、パソコンで検索した際に検索結果画面を何ページ目まで見るかを尋ねたところ、「1ページ目まで」は13.1%、「2ページ目まで」は28.1%、「3ページ目まで」は36.3%である事が明らかになった。
つまり、3ページ目までしか見ないユーザー(1から3ページの合計)は75.5%にも及ぶわけで、4ページ以降に表示された場合は、見てもらえない可能性が高くなる。もちろん、表示順位も高いに越した事はないのだが、この結果からは、3ページ目が検索順位の大きな境界線だと考えられる。
Q2では、パソコンで検索をする際、キーワードを最初にいくつ入力するかを尋ねた。「1つ」と回答された方が50.9%、「2つ」という方は43.7%という結果となり、90%以上のユーザーは検索ワードを2つまでしか入力しない事がわかった。
全体の半数以上を占めた、検索ワードを1つしか入力しないユーザーに関しては次のような事が考えられる。
- 検索リテラシーが低いユーザーがまだまだ多い
- 具体的なイメージが決まっていない
- 検索目的がはっきりしているユーザーが多い(企業名、商品名など)
- 昨今のトレンドである「○○と検索」が非常に浸透している
※広告メディアでの「○○と検索」の利用経験率は43.3%(過去記事)
検索ワードを「2つ」入力するというユーザー(43.7%)は、検索エンジンやその行動自体に慣れていると考えられるが、その割合は半数以下(40%強)であり、検索エンジンをうまく活用できているユーザーはまだ少ないと推測される。
また、まずは検索語を1語入れて数ページ斜め読みをし、目的のページが見からなければ、すぐに他の検索キーワードを追加して、再度検索し直すということも考えられる。
その他、最初に3語以上入力するというユーザーも4.5%存在することから、明確な目的を持って検索するユーザーも確実に存在する事がわかる。ターゲットを絞ったサイト構築を行えば、見込み度の高い優良な顧客が必ずサイトを訪れるだろう。