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幻冬舎、見城社長によるMBOで上場廃止へ

 TK ホールディングス(代表取締役 見城徹)は、幻冬舎(代表取締役社長 見城徹)の普通株式と新株引受権を公開買付けにより取得。TKホールディングスは、この公開買付けを、マネジメント・バイアウト(MBO)の取引の一環として行い、買付成立後には幻冬舎を完全子会社化。TKホールディングスを消滅会社とし、幻冬舎を存続会社とする吸収合併を行う。買付け期間は11月1日から12月14日まで。買付け価格は普通株式1株につき22万円。買付け予定数は2万7499株で、買付け代金は60億3878万円。

 今回の公開買付け決定の背景には、新ジャンル開拓、紙とデジタルを組み合わせた新たなビジネスモデルの構築を迫られている幻冬舎の実情がある。また、上場維持のメリットである資金調達の必要性が当面のところなく、上場会社としてのメリットを活かしきれないなかでのコスト増大も懸案事項となっていた。

 現在、公開買付者のTKホールディングスの発行済株式のすべては見城徹氏が保有しているため、見城氏は引き続き幻冬舎の代表取締役社長として経営にあたる。

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2010/11/01 15:15 https://markezine.jp/article/detail/12280

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