活用方法
では、実際にGoogle Analyticsでどのようなデータをみることができるのか、それによってどのような気づきを得られるかを紹介していきます。
1)新規率と直帰率

流入の質と特徴を調べるため、まずは新規率と直帰率を調べましょう。
まず新規率は、行っている集客に対して実際に呼び込めているかを確認します。例えば「新規会員登録キャンペーン」であれば、新規率が高いことが重要ですし「休眠ユーザーへの告知」であれば、リピート率が高い事が重要です。
目的に応じた割合になっているかを確認していきましょう。また、特に新規・リピートという観点での目的がない場合は、新しい顧客を増やすという観点で新規率が高いキャンペーンの特徴を見つけてみましょう。
直帰率はとにかく低いほうが良いです。ただしブログの記事のように1ページで完結するものに関しては、低くする事が難しいのも事実です。上記の画像もブログの例なので、直帰率が軒並み高いことがわかるかと思います。
2)流入元
短縮したURLを複数の箇所に貼る場合は、どの流入元から来たかを確認する必要があります。
メールマガジンのように単一の流入元であれば良いのですが、例えばキャンペーン用のバナーを用意し、それを参加者のブログに貼ってもらうという方式の場合は、対象キャンペーンの「キャンペーン名」でアドバンスセグメントを作成し、そのセグメントでの流入元を確認しましょう。
「トラフィック>すべてのトラフィック」から確認ができます。
3)成果に貢献しているページ

次に成果に貢献したキャンペーンを見てみましょう。
目標を設定している方は、同じレポートで「目標セット」のタブを押して確認をしてみましょう。上記の画像では「閲覧ページ3以上」のコンバージョン率が確認できます。「コンバージョン率」と書かれている列は全ての目標を足したコンバージョン率になります。
シンプルにコンバージョン率が高い流入元が、良い流入元という事になります。
4)地域情報
特定の地域などに向けて行ったキャンペーンの場合、その地域からのアクセスが来ているかを確認しましょう。アドバンスセグメントとして、キャンペーンを登録しユーザー>地図上のデータ表示からどの地域のアクセスが多かったかを確認します。


全体と比較して、名古屋や大阪のエリアでのアクセス比率が多いことがわかります。これは画像で見ていますので、表でもデータを確認しておきましょう。
5)キャンペーン効果を記録して今後の予測に役立てる
分析方法というよりは利用上の注意点ですが、各種キャンペーンを行ったときは必ずその内容と結果を記録をしておきましょう。
そして、実際の数字を残しておくことによって今後の予測が行いやすくなります。ぜひ記録を残しておきましょう。
まとめ
短縮URLサービスの設置方法と、Google Analyticsと組みあわせての利用方法を紹介しました。今まで計測を意識していなかった部分も紹介できたのではないでしょうか。
本日紹介したメリット意外にも、
- 自社ドメインで短縮URLが作成できる(企業だと第三者ドメインを使うのはリスクが大きい)
- URLが短くなるのでPCや携帯メルマガでURLが折り返したりしない
- Google Analyticsのアカウントを発行していなくても短縮URLサービスの方でクリック数を簡単に確認できる
などがあります。
設置の難易度も低く、Yourlsは企業での利用も可能ですのでぜひ皆さんのドメインで短縮URLを利用して分析を行ってみて下さい。