たくさんの書評、ありがとうございます!
好評発売中の本書に、たくさんの反響をいただきました。美咲になりかわって深く御礼申し上げます。そのうちのいくつかの書評を紹介いたします。
ビジネス小説という形式でソーシャルメディアを紹介。ここで立ち読みできます。デスクに置いてたら美咲が注目の的でした(笑)
「ソーシャルメディアマーケター美咲」は、「キズナのマーケティング」を書かれた池田さんが書かれた書籍です。キズナのマーケティングを、一般の方向けに読みやすくした感じで、池田さんならではの視点で書かれています。ソーシャルメディアを上司にやれと言われたが、何から手をつけたら良いかわからないと言う方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
- 「話題の影響範囲として、大きい順に、世の中ゴト、仲間ゴト、自分ゴト、の3つがある」
- 「ソーシャルメディアは仲間ゴトが形成される場所。マスメディアはソーシャルグラフを超えて情報を伝え、世の中ゴトを形成するメディア。どっちがいいという議論ではなく、両方役割が違うし、必要」
やるべき項目例
- プランニング
- キャンペーンサイトおよびバズコンテンツの企画・制作
- シーディングおよびメディア出稿
- PR企画およびディレクション
- 調査・原稿作成・プレスリリース・メディアコンタクト
- 効果測定およびレポーティング
KGIとKPI
- KGI:Key Goal Indicator。…マーケティングコミュニケーションの目的やゴール、つまり、ブランド好意度、購入意向など
- KPI:Key Performance Indicator。…エンゲージメント・クチコミの量や質などの指標を指す。
企業のSMM効果測定における5つの問題
- 目的が曖昧だから成果が測れない
- 効果測定における手段の目的化が起きている
- KPIばかりでKGIを測定していない
- 測定指標と評価方法が間違っている
- マーケティングゴールとコミュニケーションゴールが混同されている
ソーシャルメディアマーケター美咲 新人担当者 美咲の仕事帳/まとめ
本書にはソーシャルメディアマーケティングにおける重要な個所だけではなく、マーケティングに必要不可欠な考え方も多く盛り込まれているので、非常に共感が持てます。
更には私自身が今現在取り組んでいる内容にも近いしい箇所が多々あり、言葉化するのが非常に難しい領域だったものを、より明確に本書では紹介していて、目から鱗状態のものも多く描かれておりました。
本書の中にはマーケティングコミュニケーションのポジショニングマップや、ソーシャルメディアのポジショニングマップが描かれており、それだけでも見るに値するレベルの代物で、今後さまざまな提案書でも利用できそうです。
いやぁ、この本、本当に面白いですよ。ここ数か月では一番お薦めしたくなる書籍でした。ソーシャルメディアマーケティングのハウトゥ本ではなく、現場を描いた書籍なので非常に生々しく、主人公の遠藤美咲も非常にかわいい。そんな素敵な書籍です。
電車でカバーなしで読むのは結構勇気がいりましたが…お薦めです。
表紙から『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』の二番煎じ、三番煎じを狙った本かと思ってなめていましたが、実際読んでみると『もしドラ』以上に目からウロコのすばらしい一冊でした。なめた態度で読み始めて申し訳ありませんでした(正座w)。
本書はソーシャルメディアマーケティング現場が抱える課題とその解決までの道のりを物語仕立てのわかりやすいフォーマットを用いて解説しています。海外での盛り上がりをうけて国内でもソーシャルメディアの利用が妄信的に報じられているなか、ソーシャルメディアの現状を冷静に分析し、本来あるべき姿に基づいて今できること、やるべきことを考える最良の指南書となっています。多少聞きなれない言葉があったり、物語に登場する人物はうすっぺらでちょっとアレだったりしますが2時間程度でさくっと読めます。
読書メモ(個人的3つのポイント)
- ソーシャルマーケティングは魔法の杖ではない…ソーシャルメディアを使うことが優先事項になっていないか? ユーザー視点で考え、本当の目的を忘れてはならない。
- 話題の影響範囲の違い:自分ゴト<仲間ゴト<世の中ゴト…ソーシャルメディアは仲間ゴトづくりには適した場所ではあるが、マスメディアのような「世の中ゴト」させるパワーはない。
- 「費用対効果」ではなく「投資対効果」で評価すべき…効果測定においても「手段の目的化」が起きている。ソーシャルメディアの効果測定は短期的な費用対効果で測ることは難しく、長期的な投資対効果で評価 すべきである。
「とにかくTwitterやfacebookを使って何かやりたい」というような話をはじめ、「お金をかけずに宣伝した」「炎上しないようにコントールしたい」「他媒体との費用対効果の比較がほしい」など、ソーシャルメディアを何でも叶えてくれる魔法のように考えている人は結構いる気がします。クライアントに限った話ではなくWeb制作会社のなかのひとであっても…。クライアントの意向だからと思考停止せず、ユーザーの立場にたって考えることを徹底したいと思います。
本書のベースとなった作者の前著『キズナのマーケティング』も気になります。遠藤美咲のtwitterアカウントもあわせてチェック!
本日より4月30日まで、美咲スペシャルページで反響の大きかった指令4のpdfが無料でダウンロードできる増刷御礼企画を実施中!Amazonのページでも美咲の動画を掲載中! 美咲ツイッターでは美咲が毎日つぶやいていますので、お気軽にフォローしてください! @endomisaki