有料コンテンツの利用意向がもっとも高いのは「飛びつきミーハー層」
NTTドコモは2011年冬以降、iモード課金・認証の仕組みをスマートフォンに導入すると発表しており、スマートフォン市場の拡大に大きな影響を与えることが予想される。こうした動向を踏まえて、IMJモバイルは、6月上旬に全国の20~49歳のiPhone、Android OSのスマートフォンを保有している男女を対象に調査を行い、726名から回答を得た。
スマートフォン利用者を、その意識や消費価値観などをもとに4つにクラスタ化したところ、「飛びつきミーハー層」「こだわりデジタル志向層」「慎重スロースターター層」「控えめフォロワー層」の4つに分かれた。これを有料コンテンツの利用意向が高い順に見ていこう。
有料コンテンツの利用意向がもっとも高いのは「飛びつきミーハー層」の54%。20代・40代の女性が多いこの層は、携帯電話でも多くのコンテンツを利用しており、有料コンテンツの利用拡大を牽引するユーザーとなりうる。また、もっとも女性の割合が高く、30代女性が多い「慎重スロースターター層」は、スマートフォンはまだ十分使いこなせていないが、有料コンテンツ利用意向は44%。ちなみにこの層はもっともiPhone保有率が高く、また、携帯電話との併用率がもっとも低い層となっている。
男性が7割を超える「こだわりデジタル志向層」は、ゲームや電子書籍などの暇つぶしコンテンツに対する利用意向が高く、有料コンテンツ利用意向は36%。また、男性30代・女性40代が多い「控えめフォロワー層」は、携帯電話でもあまりコンテンツを利用しておらず、スマートフォンでの有料コンテンツ利用意向は34%ともっとも低くなっている。
スマートフォンでも利用したい有料コンテンツ
スマートフォンで有料コンテンツを利用したいと回答したユーザーに対し、利用したいと思う携帯電話で提供されているコンテンツジャンルをたずねたところ、「着メロ、着うた、着うたフル」がもっとも高く、次いで「ゲーム」「待受画面」となった。
スマートフォンで有料コンテンツが提供される際にどのようになったらより利用しやすくなると思うかについては、「価格が安い」が47%でもっとも多く、「ほしいコンテンツがある」「セキュリティが安心」「提供されるコンテンツの数が多い」となった。このうち、「飛びつきミーハー層」は「価格の安さ」よりも「提供されるコンテンツ数」を重視していることが明らかになった。
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