SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZine Day 2011 Westレポート(AD)

ソーシャル対策、マルチデバイス対応、グローバルweb… 次世代マーケティングの課題を解決するプラットフォームSitecore ソリューション

 6月24日に行われたMarkeZine Day 2011 OSAKA最後のセッションは、サイトコア株式会社 原水真一氏による「なぜ、その企業から買ってしまうのか? -Webサイトで作る「きずな」の新法則」。マルチデバイス、ソーシャルメディアという最新トレンドを取り入れながら、いかにサイト運営を効率よく行うのか。豊富な事例とともにSitecoreソリューションを活かしたマーケティングへの取り組み方が紹介された。

複雑化するマーケティング手法と、これからどう向き合っていくか

 冒頭、原水氏は「これまでのWebサイトの変遷を振りかえってみましょう」と観客に投げかけた。かつてのWebサイトは、企業情報の公開、製品情報の提供など、情報を提供するだけでその役割は果たされていた。しかし、多くの企業が情報の公開をはじめると商品の企画力やオンラインマーケティングで差別化を図る必要性が出ているという。その結果、様々な取り組みにチャレンジすることが常識となりつつあるのが現在の流れだ。

サイトコア株式会社 原水 真一 氏
サイトコア株式会社 原水 真一 氏

 「あらゆるツールを駆使してサイトを運営するのはいいが、ちゃんとそれらが一貫した取り組みになっているか、手段が目的化してしまってはいないか、一度見つめ直してみてほしい」と原水氏は警鐘を鳴らした。

 最近、原水氏がお客様からよく聞く意見としては「マルチデバイスに対応していく中で、サイトの運営コストがかさんでしまう」「効果測定をしているのに売上が上がらない」といった内容。これらの悩みはWeb担当者に共通する悩みと言えるだろう。

 「マーケティングは手段であって目的ではない。Webサイトを活用してビジネスを推進していくには、行き当たりばったりでツールを導入するのではなく、戦略を持ちつつツールの導入を進めていくことが必要」とした。

企業のマーケティング担当者が陥る3つのジレンマ

 続いて、原水氏は、最新情報をキャッチアップしているマーケターこそ陥りやすい、3つのジレンマを指摘。マルチデバイス、SEO、ソーシャルメディアそれぞれについて以下のように言及した。

マルチデバイス

 スマートフォンのトラフィックが増えているのを見て、安易にスマートフォンサイトを新たに作ってしまう。PCサイトやフィーチャーフォンのモバイルサイトを捨てるわけにもいかず、管理が煩雑になっている。

SEO

 SEOのやりすぎは逆効果を招くこともあるので禁物。アルゴリズム変更も頻繁にあるのでアルゴリズムとのいたちごっこにもなりやすい。SEO対策は必要だが対策することが目的になってしまうケースも多い。

ソーシャルメディア

 TwitterやFacebookのアカウントを作ることが目的になってしまっている傾向にある。既存の見込み客を誘導する仕組みがないと作っただけで終わる可能性が高い。

 「これから何が流行るのかは誰にもわからないが、自社コンテンツをしっかり管理していくことは重要。そのために自社サイトに合ったコンテンツ管理のプラットフォームをきっちりと見なおしていくことが必要」と答えた。

次のページ
サイト運営・管理~オンラインマーケティングの実践まですべてを網羅

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZine Day 2011 Westレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2011/07/25 11:00 https://markezine.jp/article/detail/14094

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング