事例で見るSitecore ソリューション活用法
講演後半ではSitecore ソリューションを導入している企業の事例が原水氏から紹介された。ダイジェストで紹介していこう。
Mazda Australia
車メーカーサイトの一番のコンバージョンは試乗予約。CMを見て試乗を申し込む人が多いようだ。いくつかの車を見た後に申しこんでいるのであれば、試乗の際にアクセスログデータの結果から、他の車の試乗もお勧めするといった施策を打つことも可能だ。どこにコンバージョンゴールを置くのかが重要であり、Webのログデータとユーザー情報をマッチさせることで、このような質の高い営業が可能となる。
マンチェスター・シティー・フットボール・クラブ
マンチェスター・シティー・フットボール・クラブはチケットの発券システム、ファンクラブのシステムなどいろいろなシステムが散在していたが、1つのプラットフォームにまとめるため、Sitecore CMSの導入を決定。Sitecore CMSは拡張性、柔軟性に優れているため、散在するシステムを1つにまとめるといったニーズへの対応も可能だ。
LEGO
サイトコアの本社はデンマーク。ヨーロッパ圏でビジネスを推進する際には他言語対応が必要となるため、Sitecore CMSも他言語対応はもちろん装備している。LEGOの場合は、Sitecore CMSを活用し各国それそれの言語に対応。アメリカではECも展開している。
ビジネスの速度を上げるつもりが逆に足を引っ張られることになりかねない
CMSを導入し、アクセス解析ツールを導入し、マルチデバイス対応をして、ソーシャルメディア対応もはじめて…と、いろいろなツールを導入しサイトを運営していると、ビジネスの速度を上げるつもりが、気づけば逆に足を引っ張られていることが多い。
これからは、お客様の声に耳を傾け、おもてなしをしながら、反応を評価するという姿勢で「きずな」を生み出すことに力を入れるべきだ。PVを稼ぐことに注力するのではなく、コンバージョンレートにフォーカスした成果ベースのサイト運営をしてもらいたいと語り、原水氏は講演を締めくくった。