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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Autumn

アクセス解析+α

5つのステップで競合サイトを丸裸に!
無料ではじめる競合分析


2:競合のウェブサイトを確認する

 次に競合のウェブサイトから情報を入手します。ここで行うことは3つあります。

 一つはメールマガジンや会員などのサービスがある場合はそれらに登録をして、どのようなコミュニケーションが行われているかを確認しましょう。メルマガの件名から実施しているキャンペーンまで参考になる情報が沢山あるはずです。FacebookやTwitterのアカウントがある場合もフォローするのを忘れないようにしましょう。

 ただし、一点注意があります。それは、競合だからこそ迷惑を相手にかけないことです。意味が無い資料請求や、時間がかかる問い合わせなどは行わないようにしましょう。良識あるユーザーとして利用しましょう。

 次は、競合のウェブサイトを「シナリオ分析」してみましょう。ウェブサイトが目的としているアクションをユーザーとして実行し、そのSTEPや気付きを残しましょう。

 例えばECサイトであれば以下のようなシナリオが考えられます。

  • 商品を購入してみる(実際は確認画面まで)
  • 会員登録/解除を行ってみる
  • 送料を確認する
  • 商品のレコメンドを確認する
  • キャンセルの取り扱いを確認する

 このようなシナリオを競合のウェブサイトと自身のウェブサイトで行い比較してみましょう。比較する際には、

  • ナビゲーションの分りやすさ(実施完了までの時間)
  • ページの表示にかかる時間
  • 前のSTEPへの戻りやすさ
  • 目標へのたどり着きやすさ(目標達成までのページ数・検索エンジンからの流入箇所)

 などを確認しましょう。

 最後に「ユーザービリティ」を確認してみましょう。利用者にとっての分かりやすさを評価するものです。ユーザービリティに関するドキュメントやサイトなどは沢山ありますが、15分くらいで簡単にチェックできる株式会社アーティスが用意している「ユーザビリティチェックツール」がオススメです。55の質問に答えると評価を行ってくれます。

次のページ
3:基本的な指標を集める

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この記事の著者

小川 卓(オガワ タク)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンで勤務。2015年にフリーランスとなり、UNCOVER TRUTHのCAO(Chief Analytics Officer)に就任。フリーランスでは、コンサルティング、勉強会、執筆などで活躍している。主な著書は『...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/10/26 15:54 https://markezine.jp/article/detail/14234

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