2:競合のウェブサイトを確認する
次に競合のウェブサイトから情報を入手します。ここで行うことは3つあります。
一つはメールマガジンや会員などのサービスがある場合はそれらに登録をして、どのようなコミュニケーションが行われているかを確認しましょう。メルマガの件名から実施しているキャンペーンまで参考になる情報が沢山あるはずです。FacebookやTwitterのアカウントがある場合もフォローするのを忘れないようにしましょう。
ただし、一点注意があります。それは、競合だからこそ迷惑を相手にかけないことです。意味が無い資料請求や、時間がかかる問い合わせなどは行わないようにしましょう。良識あるユーザーとして利用しましょう。
次は、競合のウェブサイトを「シナリオ分析」してみましょう。ウェブサイトが目的としているアクションをユーザーとして実行し、そのSTEPや気付きを残しましょう。
例えばECサイトであれば以下のようなシナリオが考えられます。
- 商品を購入してみる(実際は確認画面まで)
- 会員登録/解除を行ってみる
- 送料を確認する
- 商品のレコメンドを確認する
- キャンセルの取り扱いを確認する
このようなシナリオを競合のウェブサイトと自身のウェブサイトで行い比較してみましょう。比較する際には、
- ナビゲーションの分りやすさ(実施完了までの時間)
- ページの表示にかかる時間
- 前のSTEPへの戻りやすさ
- 目標へのたどり着きやすさ(目標達成までのページ数・検索エンジンからの流入箇所)
などを確認しましょう。
最後に「ユーザービリティ」を確認してみましょう。利用者にとっての分かりやすさを評価するものです。ユーザービリティに関するドキュメントやサイトなどは沢山ありますが、15分くらいで簡単にチェックできる株式会社アーティスが用意している「ユーザビリティチェックツール」がオススメです。55の質問に答えると評価を行ってくれます。