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アクセス解析+α

5つのステップで競合サイトを丸裸に!
無料ではじめる競合分析


 今回はツールの紹介から少し離れて、無料でできる競合サイトとの比較方法を紹介していきます。現状のサイト運営が成功しているのか、いないのかをしっかりチェックしてみましょう。

競合をしっかりとチェックしていますか?

 競合分析していますか? 自サイトのKGIやKPIがサイトにおける「絶対的指標」であれば、競合の数値との比較が「相対的指標」になります。自分のサイトの訪問者数が前年比1.5倍でも、競合サイトが2倍の場合は、果たして自サイトの目標数値を達成していても、評価して良いものでしょうか?

 個人的には両方の数値を見る必要があるかと思います。特に自サイトで目標設定ができない場合は競合サイトの訪問者数やページランクなどを目標にしても良いでしょう。いずれにせよ目標数値が無いサイトは評価も出来ませんし、担当者のモチベーションもあがりません。

 今回の記事では、無料で使えるツールを利用し、5つのステップで競合サイトを可視化する方法を紹介していきます。これらを元に、次回は2つのサイトを実際に分析してみた結果を見ながら、解説を加えていきます。

1:競合のIR情報を確認する

 いきなり分析ツールを使ってはいけません。まずは競合サイトの企業ページにアクセスしましょう。

 まずはIR情報。売上などの経営情報は企業ウェブサイトで公開されていますし、上場企業であれば会員数や訪問者数などサイトに関する情報が公開されている場合も多いです。

 例:Yahoo! JAPAN

 「プレゼンテーション資料」の中で総ページビュー数・アクティブID数・取扱高・ストア数・モバイル取扱高などの情報を公開しています。上記のような数値があれば、直接自分のサイトと比較する事も可能になります。

 次に競合サイトのプレスリリースを確認してみましょう。新しいサービスや製品の案内などをしていることでしょう。リリース内容とそれがサイトにどのような影響を与えるかを考えてみましょう。

 例:SONYのプレスリリース

 リリース内容がサイトに与える影響としては次のような例が挙げられます。

  • 例1 オフラインでのイベントの実施:ブランドワードでの流入数増加・認知率の向上
  • 例2 キャンペーンの実施:該当期間での訪問者数の増加
  • 例3 新サービス開始:訪問者数の増加・会員数の増加・サービスでの検索回数やブログ/Twitter等での話題になった回数の増加
  • 例4 情報公開:情報に関するワードの検索順位の増加・プレスリリースが取り上げられた回数

 上記はあくまでも一例に過ぎません。リリースされた内容を数値に落としこむとしたら、どのように考えるか? という想像力を働かせることが大切です。

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2:競合のウェブサイトを確認する

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この記事の著者

小川 卓(オガワ タク)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンで勤務。2015年にフリーランスとなり、UNCOVER TRUTHのCAO(Chief Analytics Officer)に就任。フリーランスでは、コンサルティング、勉強会、執筆などで活躍している。主な著書は『...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/10/26 15:54 https://markezine.jp/article/detail/14234

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