似ているようで異なる「SDGs」と「ウェルビーイング」 変わる2026年の市場
ウェルビーイングとしばしば混同される概念に、2030年を達成目標年とする「SDGs」がある。
この2つは、SDGsが「地球環境や社会システムの持続可能性(=土台)」を整えるための目標であるのに対し、ウェルビーイングはそのうえで実現される「一人ひとりのよりよい生活(=状態)」であると解釈するとわかりやすい。
では、実際に生活者は2つの用語をどれだけ理解しているのだろうか。それを調べたのが、図1A・Bである。
2020年1月:n=3206、2021年2月:n=2544、2022年1月:n=2556、2023年1月:n=2513、2023年12月:n=2576、2024年12月:n=10576、2025年12月:n=10479
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2020年12月:n=10004、2023年12月:n=10935、2024年12月:n=10576、2025年12月:n=10479
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インテージでは、SDGsについては過去7年間、ウェルビーイングについては過去4年間にわたり、用語の認知とその理解レベルを継続的に調査している。
最新の2025年12月の調査では、SDGsの認知率は「言葉を聞いたことがある」人も含めて80.9%に達している。一方、ウェルビーイングに関しては47.0%にとどまる。「内容を知っている(ある程度知っているを含む)」層に絞ると、SDGsでは56.0%、ウェルビーイングでは22.3%となっており、SDGsはウェルビーイングの約2倍浸透していることがわかる。
しかし、注目すべきはそのトレンド傾向である。SDGsの認知は2023年をピークに高止まりから減少に向かっている。一方、ウェルビーイングに関しては、微増傾向であるが認知が伸びていることがわかる。SDGsの認知減退は、達成目標である2030年が近づいたことや、グローバル情勢の変化が影響しているのではないかと考えられる。
こうした傾向を鑑みると、今後のマーケティングにおいては、SDGsの「次」のテーマとして、生活者のウェルビーイング支援を目的とした企業活動がさらに広がっていくのではなかろうか。
