配信結果分析で見るべき指標 クリック率、開封率、コンバージョン率
メールマガジンを配信したら、必ず、クリック率、開封率、コンバージョン率を確認しましょう。開封されているのにクリックが伸びない、クリックされているのに開封が伸びない、などを分析することによって、課題が見えてきます。効果を分析しながら、定期的に課題の改善を行っていく必要があります。
クリック率
クリック率は、メールマガジンの効果を計る最も一般的な指標です。まず、メール全体でどのくらいの読者がクリックしてくれたのかを押さえましょう。一般的に、クリック率は下記の計算式で求められます。
クリック率=クリック数÷配信数(到達数)
次に、URLごとのクリック率を算出します。クリック率の特に高いURLや特に低いURLをピックアップし、なぜそうなったかを考えてみましょう。
通常、メールマガジンの上部にあればあるほど、より引き良いキャッチコピーがあるほど、クリック率は高いとされます。つまり、クリック率は「コンテンツ力」×「キャッチコピー」×「掲載場所」で決まると言えます。この3つの要素を意識しながら、メールマガジンの構成を考えましょう。
開封率
HTMLメールでは、開封率が計測できます。開封率を分析することで、そのときのメールマガジンの件名が、読者にとって興味のある内容だったのかを評価できます。
メールの件名には、新製品やキャンペーンが据えられることが多いです。開封率をはかることによって、その新製品やキャンペーン自体が、読者が興味を持たれるものなのかも測ることができます。
対開封クリック率
前述のクリック率は分母を配信数としていましたが、対開封クリック率は分母を開封数にします。HTMLメールを開封した読者が、コンテンツをクリックしてくれたかどうかを判別することで、コンテンツ自体の評価を行うことができます。対開封クリック率は下記の計算式で求められます。
対開封クリック率=クリック数÷開封数
コンバージョン率
セミナーの申し込み率や購入率など、読者の直接的なアクションにつながる指標を捕捉するのは、重要なことです。クリック率よりも引きのあったコンテンツはなにか、具体的に分析することができます。