キャンペーン&イベント実施でアフィリエイト活性化
アフィリエイト・プログラムの運用は、かなり地道な作業の連続です。新たに提携申請してきたサイトをチェックして承認をする作業。そして成果としてあがってきたものを、商品発送状況や決済データなどと照合して承認する作業。メールニュースを配信して、新着商品や季節的な売れ筋商品、新しいバナー追加の案内などをお知らせする作業……などなど。
そうした地道なルーティン作業を行う一方で、こちらも欠かせないのが「アフィリエイト活性化」です。定期的にアフィリエイト向けキャンペーンや各種企画、セミナー等を実施し、自社アフィリエイト・ネットワークを活性化し、提携サイトとの関係を強化し、「売上アップ」を図ってゆくのです。
今回は、どういった「活性化施策」があるか考えてみましょう。
オンラインレポートで提携アフィリエイトサイトを分類する
「提携サイト」と言っても、その中身は一様ではありません。個人も法人もありますし、個人であっても専業で取り組んでいるプロ・セミプロから、お小遣い稼ぎ程度の収入を目的に日記ブログにアフィリエイトリンクを貼っている人もいます。価格比較のサイトもあれば、自分で購入した商品のレビューを書きつづけている人もいて、規模も内容も取組状況も、まったく異なるそれらサイト群をひとまとめにして施策を考えてもあまり意味はないのです。
まずはオンラインレポートを見て、提携サイトをざっくりブロック分けしてみましょう。対象となるレポートは「サイト別レポート」です(名称はASPによって異なる)。
どう分類するかは展開規模や業種にもよりますが、一例をあげるとこんな感じです。
- 提携サイトすべての直近3ヵ月間の売上金額合計でソート
- 上位5サイト/10サイト/50サイト/その他/成果ゼロで切り分ける (他に金額やパーセンテージなどで切り分ける方法も)
- 上位50サイトのうち「ポイント還元系」のサイトにフラグ立てる
- 残りのサイトも内容確認し、情報サイト系・レビュー系・比較系・商品検索系など内容でざっくり分類する
- 自社商材がどこで紹介されているか/リンク貼付状況等確認する
- 不正行為の可能性など感じられるものがあればそれもフラグ立てる
そして、「上位VIPサイト(高い成果をあげている)」「中堅(多くはないがコンスタントに成果あがっている)」「成果あり(不定期に成果あり)」「非アクティブ(成果あがっていない/リンク自体されていない)」などにブロック分けし、活性化施策を考えます。
ブロック | 活性化施策 |
---|---|
上位VIP |
|
中堅 |
|
成果あり |
|
非アクティブ |
「初成果ボーナス」や「リンク貼るだけで◎◎円報酬」など実施し、まずはリンクを貼って紹介し、初成果をあげることを目指してもらう |