SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

あの企業のソーシャルメディア担当者に聞きました!

ルミネ有楽町店のソーシャルメディア担当者に聞く、ソーシャルメディアでファンを囲い込むO2Oの新しいプロモーションの形


オープン前後で運用体制や投稿内容を変化させる

Q. 各ソーシャルメディアの使い分けや誘導方法は?

 オープン前と今とでは運用方法が異なるのですが、オープン前は、FacebookとTwitterとWebサイトの3つを連動させ、ダイアリー形式のイメージ写真と文章を毎日更新し、ルミネ有楽町店の“色”を見せられるようにしていました。

 誘導方法としては、Webサイトやポスターに「いいね!」のビジュアルを用いて、Facebookページへの興味を喚起したり、Facebook広告を出稿したりしました。加えて、オープン前の一週間はテレビCMを流していたので、検索経由の流入が多かったです。「ルミネ有楽町店」で検索すると、Webサイトの次にFacebookページが表示されるので、そこで知ってもらえたみたいですね。

ルミネ有楽町店の“色”を伝えるダイアリー形式のクリエイティブ
ルミネ有楽町店の“色”を伝えるダイアリー形式のクリエイティブ

 今はオープン前とはガラッとスタイルを変えて、親しみやすさを意識した投稿内容にしています。Facebookでは宣伝色を強めると反応も印象もあまりよくないので、有楽町プチ情報やショップスタッフの紹介、私たちのランチなど、トリビアのような情報を紹介しています。Facebookの「いいね!」とトリビアの「へぇ~」って、けっこう近い感覚ですよね。

 逆にTwitterは直接購買につながるように、各フロアのフロアマスターがショップや商品の紹介をしています。Twitterの投稿は館内に22個あるデジタルサイネージで表示されるようになっていて、来店中のお客様にリアルタイムでお得な情報をお届けできるようにしています。ちなみに、このシステムを導入したのは、関東の商業施設で初めてなんですよ。

館内のデジタルサイネージに表示されたTwitterの投稿内容
館内のデジタルサイネージに表示されたTwitterの投稿内容

次のページ
配属されてから独学で勉強したソーシャルメディア活用

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
あの企業のソーシャルメディア担当者に聞きました!連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2012/07/19 10:54 https://markezine.jp/article/detail/14964

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング