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「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン

目の不自由な人も安心して食べられる“点字バーガー”


 海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「ブログタイムズBLOG」からの厳選記事を、週に1回お届けするこの連載。今回は心がほっこり暖かくなる工夫をしたハンバーガーのお話です。毎週水曜日更新。

キャンペーン概要
  • 時期:2011年11月
  • 国名:南アフリカ
  • 企業名:WIMPY
  • 業種:飲食店

たった15個のハンバーガーから広がったメッセージ

 イギリスのハンバーガーチェーン「WIMPY」は、南アフリカにおけるCSR/PRの一環として“目の不自由な視覚障害者でも安心して食べられる”ユニークなハンバーガーをわずか15個作成しました。

 このハンバーガーは「点字バーガー」と名付けられ、ハンバーガーのバンズに香りづけとして通常使用されているゴマを用いて、点字でメッセージを描いています。

 ゴマで描かれた点字メッセージは、「100% PURE BEEF BURGER MADE FOR YOU」というもので、目の不自由な方にとっても、安心してハンバーガーを口にすることができるようになっています。

 同社はこの「点字バーガー」を視覚障害者15人に商品の詳細を隠した上で実際に食してもらいました。

 この「点字バーガー」を食した視覚障害者の方々は、皆さん嬉しい驚きを受けて周囲の人に伝えたくなり、視覚障害者向けのニュースレターにその内容を語ったり、自身のブログで綴ったりしたそうです。

 この結果、わずか15個だけ作成したWIMPYの「点字バーガー」プロジェクトは、視覚障害者80万人以上にリーチし、『WIMPYは誰にとっても、家にいるかのように心安らぐ飲食店である』というメッセージの伝達に成功したようです。

 心が「ほっこり」とあたたまるような試みで素敵ですね。パン屋さんなんかで広まってもいいかもしれません。

 「点字バーガー」の作成過程は下記イメージや動画もご覧ください。
はじめに手作りのバンズにゴマを一つ一つピンセットで配置していきます。

そしてオーブンで焼き上げます。


最後にパティや野菜などの具をはさんで完成となります。

動画はコチラ

参考サイト

先週の紹介キャンペーン

 記事転載元:ブログタイムズBLOG

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この記事の著者

山田 健介(株式会社PR TIMES)(ヤマダケンスケ (PR TIMES))

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MarkeZine(マーケジン)
2012/01/18 10:21 https://markezine.jp/article/detail/14989

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