スマートフォン向けハイブリッド版メールが必要な理由
前節まででYahoo!ショッピングでの事例をご紹介しました。ここで少し視点を変えて、2011年11月末に株式会社ディレクタスでスマートフォンを普段利用している方々へ行ったアンケート結果をご紹介します。ハイブリッド版に取り組む理由がここからも見えてきます。
スマートフォンユーザーの70%はメールマガジンの受信にWebメール利用

スマートフォンでメールマガジンを受信する場合、使用するメールアドレスについて聞いていますが、スマートフォンユーザーの70%はメールマガジンの受信をWebメール(GmailやYahoo!メール)を利用しています。また半数以上がキャリアで発行されるメールではなく、Webメールを主たるメールアドレスとして利用しています。
スマートフォンの普及率が高まる中、今までPCで受信・閲覧していたEメールをスマートフォンで受信・閲覧するユーザーも爆発的に増えてきていることが伺えます。
44.4%がスマートフォンで受信したWebメールをPCでも閲覧している
スマートフォンで使用しているWebメールをパソコンでも読んでいるかという問いに対しては、44.4%がスマートフォンとパソコンを併用して使っていることがわかりました。

多くの人がスマートフォンでのメールマガジンの閲覧に不満を感じている
メールマガジンにおいてはスマートフォン向けの適応が進んでいないのが現状です。スマートフォンでメールを受信しているメールマガジンを見る際に不便なことについては、「レイアウトが崩れる」「文字が小さい」「クリックがしにくい」などの回答がありました。

パソコン画面での閲読を想定したEメールはスマートフォンで表示すると文字や画像が小さくて読みにくく、読者にクリックしてもらう機会を逃す可能性があります。
これらから言えることは、パソコンの画面で読まれる想定しかしていないHTMLメールを送ることよりも、パソコン画面でもスマートフォンの画面でもストレスなく閲読できるHTMLメールの送信が好ましいと言えます。
アンケートについての詳細やその他の設問の回答についての資料を、当社のウェブサイトよりダウンロードいただけます。