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台頭する「動画広告」の実態

2007/07/27 12:00

セプテーニの情報サイト「Webマーケティングガイド」編集部のリサーチ連載。ユーザー動向、広告効果、市場規模などなど旬な話題をお調べします。今回は、インターネット動画広告に関する調査を行い、興味深い結果が得られたのでご報告します。

動画広告の広告バナーをクリックするユーザーは60%

 Webマーケティングガイドは、インターネット動画広告に関する調査を企画し、株式会社エルゴ・ブレインズが運営するターゲットリサーチのリサーチパネルに対してインターネット調査を行った。調査対象は、16~49歳の男女で、インターネット動画広告を見たことがあるインターネットユーザー322人。男女比は男性が42.5%、女性が57.5%。

 まずQ1では、インターネット上の動画CM中に掲載されているバナーをクリックしたことがあるかについて尋ねた。その結果、3分の2近くのユーザーがバナー広告を「クリックしたことがある」ことがわかった。

 動画の浸透で言えば、GyaO の登場によりインターネットで動画コンテンツを見ることはより身近な存在になってきており、先行するGyaOに追随するかたちでリリースされたYahoo!動画は、Yahoo!という最大の誘導力を活かし、YouTube とともに「インターネットで動画を見る」という手法を浸透させたと言っても良いかもしれない。また、MSNビデオやAsk.jp など動画サイトは非常にたくさん存在し、最近では旅行代理店のH.I.S が動画サイトをオープンするなどポータルサイトだけではなく、企業も商品やサービスの魅力をより効果的(リッチ)に伝えるために動画という選択肢をとりつつある。

 Q2では、Q1でクリックしたことがあるユーザーがなぜクリックしたのかについて尋ねたところ、「商品・サービスに興味を持ったから」が39.4%と最も多く、次いで「何となく」が19.3%となった。「好きなタレントが起用されていた」や「魅力的な広告だったから」といった理由でクリックしたユーザーは少なく、やはり商品やサービスなどに興味を持ったユーザーがクリックをしていると考えられる。

 凝ったデザインや斬新なアイデアが入った広告も必要だが、商品やサービスの魅力をより詳細にユーザーに伝える必要があると考えられることから、その手法の1つとして、動画広告が注目されているのはないだろうか。また、魅力的なデザインやポイントなどの特典も掲げると、より効果的になると考えられる。Q3では、動画CMで紹介されていた商品やサービスについて検索をしたことがあるか尋ねたところ、「検索したことはない」と回答したユーザーが最も多く65.2%となった。また検索したことがあるユーザーのうち「商品名」で98人(全体ユーザーの30.4%)、「カテゴリー」は12人(同3.7%)となった。

 その他として、「タレントの名前」で検索したという回答もあり、Q2の回答でもタレントがフックになって広告をクリックしたという回答も少なからずいることから、バナーやテキスト広告と違って、動きのある広告によって印象を残しているという見方もできるのではないだろうか。

今後、動画広告をきっかけに商品の購入に影響があると回答したユーザーは50%以上

 次にQ4では、今まで動画広告または動画広告中に掲載されているバナーをきっかけに、その商品を購入した経験があるかを聞いた。

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