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女子ウケするソーシャルゲームデザインのコツ

国境を超える「カワイイ!」の作り方 中国スタッフと作った、Flashアニメーションの成功事例を紹介


今後の展望 作り手が繋がらず、ソーシャルゲームが作れるか!

 北京のオフィスへ行くと、化粧をしている女性がほとんどいないことに驚かされます。また、冬は極寒なのでスカートを履く人は1人もいません。しかし、旧正月などの一大イベントとなると、普段子どもっぽかった友達も化粧をしてドレスアップし、見違えるようにキレイになります。

 こうしたカルチャーショックに出くわすたび、同じアジア人なのに、我々は似ているようで全然違うということに気づきます。

 「カワイイ!」をカタチにするのは、日本人同士でも難しいことだと思います。異国のデザイナーとなら尚更です。なのでまずは、お互いの根底にある価値観の違いを認め合うことからだと思います。違いを知ることは、新たな発見に繋がり、また日本という独特なデザイン文化を見直すきっかけを与えてくれます

 私はRekoo Japanで中国の仲間と共に同じ目標に向かってモノを作る楽しみを知りました。ソーシャルゲームが他のゲームと大きく異なる点は、「仲間との濃い繋がり」です。果たして、作り手が仲間と楽しんで開発せずに、面白いソーシャルゲームを生み出すことができるでしょうか

 時代は常に動いています。女性ウケのポイントも変化し続けるでしょう。しかし、そうした変化と追いかけっこできるスピードを、ソーシャルゲームは持っています。私は大学の頃から「遊びとデザインの関わり」に関心を持ち、それをテーマに研究していました。そうした経緯からも、日々の開発が研究活動でもあります。

 今後は、自身の審美眼にさらに磨きをかけ、「カワイイ!」「キレイ!」「カッコイイ!」などと感情に訴えかけられるゲームづくりを目指したいと思っています。

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この記事の著者

村上 咲(ムラカミ サキ)

Rekoo Japan株式会社 クリエイティブチーム マネージャー。
1986年生まれ。奈良県出身。京都市立芸術大学 総合芸術学科卒業。
オンラインゲーム会社で3Dデザイナーの経験を経て、現在Rekoo Japanでソーシャルゲームのデザイン開発に従事。2Dイラスト、UI、Flashまで、プラットフォームを問わ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2012/05/22 10:13 https://markezine.jp/article/detail/15534

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