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韓国最大手スーパー、“太陽光が演出する”ランチタイム限定のQRコードで同時間帯の売上を25%増加

 海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「ブログタイムズBLOG」からの厳選記事を紹介するこの連載。今回は、韓国のスーパーがランチタイムの売上向上のために行ったある施策のお話です。毎週水曜日更新。

キャンペーン概要
  • 時期:2012年2月
  • 国名:韓国
  • ブランド名:Emart
  • 業種:スーパーマーケット

ある時間帯しか読み取れないQRコード

 本日は韓国で141店舗展開する人気のスーパーマーケット「Emart」のアンビエントプロモーションを紹介します。( 「Emart」は世界最大の小売店、米ウォルマートが韓国で事業展開している店舗名です)

 「Emart」は正午から午後1時までのランチタイムに買物客が著しく少なくなり、売上が思うように伸びないという課題を抱えていました。

 同社はこのような課題を解決するために、「ランチタイム限定の特別な体験を顧客に提供すること」を企画の骨子に据えました。 この前提条件をもとに考案された秘策が、「Shadow QR Code」です。

 屋外に設置されたこの特殊な巨大QRコードは、“太陽の傾き加減”により正午から午後1時までの時間帯にだけスマートフォンで読み取りが可能になるという代物です。下の2枚の映像のうち、上側(正午~午後1時以外の時間帯)は影でコードが崩れて読み取ることができません。

 この特殊なQRコードをユーザーが読み取ると、「Sunny Sale」というページに自動で遷移し、もれなく12ドルのクーポンなど、スペシャルな特典をゲットすることができます。

 ユーザーはそのままスマートフォン経由で、ゲットしたクーポンなどを使って「Emart」に商品を注文して、自宅に配達してもらうことができる仕組みになっています。

 ランチタイムの時間帯にこぞって「Shadow QR Code」を読み取り、スマートフォンでショッピングをしている市民の様子がとても楽しそう。特殊なQRコードが実際に読み取れた際に、皆さん「信じられない!」といった驚きの表情を浮かべている様子がとても印象的です。

 ソウル市内36か所にこのQRコードを設置した結果、12,000クーポンが使用され、前月比で会員数が58%増を記録。 ランチタイムの売上は25%も増加しました。各種メディアでも大々的に取り上げられ大きな話題になったそうです。

 楽しい驚きを顧客に提供するとともに、実売にもつなげる素晴らしい取り組みだと思いました。

 韓国では、小売店がスマートフォンを有効に活用して顧客の購買を喚起する取り組みが日本よりも盛んだと感じます。同様の取り組みに関心のある方は昨年のカンヌのメディア部門でグランプリを受賞した下記記事もぜひご覧下さい。

電車の待ち時間にスマートフォンでお買物(2011年)

動画はコチラ

参考サイト

digital buzz blog

先週の紹介キャンペーン

 記事転載元:ブログタイムズBLOG

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